日本の輸出額は前年比8.3%減、リンゴは1.4%増

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台日友好リンゴ

 農林水産省が発表した2011年の農林水産物輸出実績(速報値)によると、輸出額は前年比8.3%減の4,513億円で、2年ぶりの輸出額減少。東電福島原発事故の影響で、各国の輸入規制と風評被害が重なったのが原因と見られる。
 
 農産物で見てみると、前年比7.1%減の2,341億円。福島県産の桃が43%減、ブドウが35%減など、果実全体で8%減、野菜も全体で23%減だった。そんな中、リンゴは1.4%増となった。輸出の9割を占める台湾向けが5月にゼロになったことに危機感を抱いた関係者が積極的に対応した結果が数字に顕われた。
 
 昨年は主産地青森県の三村申吾知事が3回訪台、トップセールスを行った。また、(社)青森県りんご輸出協会も10月に台湾から関係者を招き、「台湾向けりんご輸出情報交換会」を開催。同協会の太田一民理事長は「青森県のリンゴは厳密な放射線の検査を行なって出荷しており、生産のみならず輸送においても非常に気を使っている」と語り、「安全な」リンゴをアピールした。(弊紙ブログ参照:クリーンな「青森のりんご」ふたたび台湾へ
 

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