東京中華学校で第84回運動会が盛大に開催

0
東京中華学校
東京中華学校

東京・四谷の東京中華学校で第84回の運動会が6月8日に開催された。当日朝は曇り空だったが、開幕とともにやがて快晴に。絶好の運動会日和となった。

運動会は、午前9時を待って楽隊演奏とともに入場行進が始まり、中華民国・台湾の青天白日満地紅の国旗掲揚等の儀式へと続いた。

入場行進開始
入場行進開始
劉剣城校長と小学生の女子
劉剣城校長と小学生の女子

開会式で劉剣城校長は、隣に小学4年生の女子(代表)を配し、中国語で挨拶。女子が日本語に翻訳した。まず5月に実施された園遊会の売上げを家長会(PTA)に贈呈するといった儀式が行われ、劉校長は次のように語った。

「84回目の運動会に(来賓の方々ほか)参加頂き、嬉しく思います。運動会のために皆さんは学校の勉強の合間に頑張って練習してきました。素晴らしい練習の成果を見せてくれると思います。今日1日、誰もケガをせず、楽しい時間を過ごせるよう願っています」

また、劉校長は、報告として6月11日に、総合商社丸紅株式会社の人事担当者が来校して、これからの企業は、中国語も日本語もできる人材を求めている、といったお話をする予定だと述べた。東京中華学校は、中華民国・台湾、中国、そして日本と多様な国籍の子弟が学んでおり、日本語はもとより、中国語もしゃべれるようになる教育環境が注目されている。

羅坤燦副代表
羅坤燦副代表

この後、台北駐日経済文化代表処羅坤燦副代表は「皆さんは本日の運動会のために、長い時間をかけて準備をしてきたと思います。運動会を通じて強い身体と精神を鍛えるよう願っています」と児童・生徒たちを激励した。

龍舞での記念撮影
龍舞での記念撮影
二人三脚の様子
二人三脚の様子
玉入れ
玉入れ
縄跳び
縄跳び
獅子舞
獅子舞

元気いっぱいの選手宣誓を終え、父兄を含め会場にいた全員で音楽に合わせラジオ体操を実施。いよいよ競技開始となった。午前中は、小学生から中高生まで、徒競走、ダンス、二人三脚、玉入れ、障害物競争、大縄跳びバトルなどが行われ、とりわけ、中高生の龍舞や獅子舞に参加者は見惚れていた。

父兄の藤田さん一家(日本人)
「今日は晴れて良かったです」と語る父兄の藤田さん一家(日本人)

午後は、楽隊演奏から始まり、ムカデ競争、親子大玉送り、綱引き、騎馬合戦、リレーと人気の種目が続き、参加者は選手たちに大きな声援を送っていた。

最後は全校生による全校ダンスで運動会は盛況のうちに幕を閉じた。