台北で最高気温39.3度 過去117年で最も暑く

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連日猛暑に見舞われている台北で8月8日午後1時58分、最高気温39.3度を観測した。これは今年一番の暑さとなったばかりでなく、台北では1896年に気象台が設置されて以降、最高の記録となった。

 

中央気象局
中央気象局

 

この日台北は朝から雲ひとつない晴天だった。中央気象局の発表によると、台北地方の気温が上昇したのは、台湾付近が太平洋高気圧に覆われたこと、雲がなく気温が上昇しやすい状態だったこと、南方からの海風が弱かったことなどが理由だとしている。中央気象局の統計によれば、これまで台北の最高気温だったのは2003年8月9日に観測された38.8度で、今日の記録はそれを0.5度上回った。台湾全国でも、7番目の記録だという。

 

また台湾電力は、この影響で台湾全国の消費電力量(瞬間値)が今年最高を記録したと発表。午後1時50分に3356.3万キロワットに達した。

 

ちなみに、台湾最高気温は2004年5月9日に台東市で観測された40.2度。フェーン現象によるものだった。