台湾プロ野球界を代表するキャッチャー・高志綱選手

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チームの牽引役・高志綱選手
チームの牽引役・高志綱選手

台湾プロ野球界(中華職棒)を代表するキャッチャーと言えば、高志綱選手だ。野球の世界大会WBCは第3回までを終了、アジア地域で3回全ての大会に代表として出場しているのは、台湾の高志綱選手(統一)と、日本の杉内俊哉投手(巨人)の2人のみ。

台湾野球界の躍進が目覚ましい中、代表選手としての経歴も長い高志綱選手は精神的な支柱で、WBCや五輪予選の代表チームには欠かせない存在。昨年、開かれた第3回WBC大会でも、ヤンキースで活躍した王建民投手やドジャースで活躍した郭泓志投手らを牽引し、激戦区の台湾大会(台中で開催)で強豪の韓国を抑えて東京ラウンドに勝ち上がってきた。

高選手
高選手

国内リーグでは、統一ライオンズの正捕手を務める。チームが常に好成績をあげるのも、牽引役・高志綱選手の安定した頭脳的リードとチーム牽引力による部分が大きい。本人は「ピッチャーの個々の持ち味を引き出すのが自分の仕事。投手陣がいかに気持ちよく投げられるかを考えてリードしている」と話す。台湾代表チームの決勝リーグへの道は平坦ではないが、ベテランの域に差し掛かった高選手の貢献に期待したい。

また、高志綱選手は端正な顔立ちで、野球ファンからは「これまでの台湾プロ野球の歴史の中で最も2枚目なキャッチャー」とも評され、俊足、強肩、好打の3拍子に加え、ルックスも良く「4拍子」揃った選手と言われる。

高選手
高選手は親日家としても知られている

そんな高志綱選手は親日家としても知られ、東京ドームでの友好試合(友誼賽)の際には早朝、築地市場に出かけ海鮮丼や寿司で英気を養い、ドラッグストアでは子供用の風邪薬を購入した。大口吃遍台湾の日本人司会者・阿松氏とも交流が深く、食事をするなど定期的に交流を深めている。

次回のWBC は3年後の開催。台湾の野球ファンからも予選突破への期待感は高まる。そして、「次回のWBCでは決勝リーグに進出したい」と決意を語る高志綱選手・・・。開催以降4回連続のWBC出場に向けて、高選手は精進に余念がない。

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