台湾ゴールデングラブの小林亮寛投手、陳金峰選手との勝負を振り返る

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台湾陳金峰選手との勝負を語る
台湾陳金峰選手との勝負を語る

2008年、2009年に台湾プロ野球に在籍し、2008年には10勝を挙げゴールデングラブ賞に輝くなど、大活躍した小林亮寛投手が、福岡のラジオ番組に出演。当時の台湾人バッターとの「勝負」を振り返った。

その中で、最も印象に残るバッターとして、アメリカ・ドジャースにも在籍するなど台湾屈指のスラッガーと呼ばれた右の大砲・陳金峰選手(当時LaNew、現在Lamigo)の名前を挙げた。「陳選手との勝負は印象深い。彼のウイークポイントは内角にあると分析していた。だからインサイドのシュートを投げ続けた。陳選手もそのことを分かっていて、インサイドのボールを裁こうと、足を開いて待っていた。『ここに来るのが分かっている』という中で勝負するのは手応えがあった。インサイドのシュートは一歩間違えば、打者にとって甘く入ってしまう危ないボール。それでも自分の勝負球で陳選手には挑んだ。観戦しているファンもそのことが分かっていて、その勝負を固唾を飲んで見てくれていた。僕はそういう台湾のファンや球場の雰囲気が好きだった。陳金峰選手は礼儀も正しく、台湾のファンに愛されていた選手だった」と小林投手は振り返った。「外国の球場には、独特の雰囲気がある。僕も海外でプレーすることで、野球をすることへの『純粋』な気持ちを取り戻せたし、貴重な経験になっている」と語った。番組での話はサッカーW杯や、メジャーで活躍する日本人選手の話題まで、スポーツ全般に及んだ。

小林投手
小林投手(写真中央)

現在は、福岡県内に「コビーベースボールクリニック」を立ち上げ、日本で指導者の道を歩み始めている小林投手。様々な国を渡り歩いての経験豊富な視点から溢れ出る指導力と熱心さに、指導を依頼する生徒は後を断たないと言う。

「近々、台湾へは行く機会を設けたい」と話した小林投手。番組司会者に「指導者としての見学目的ですか?」と話を振られると、「指導者としての目線よりも、台湾と言えばやはり『観光』。まずは観光を味わいですね」と話した。また、高雄市で起きた爆発事故にも触れ「被害に遭われた方のご冥福をお祈りします」と哀悼の意を捧げた。

小林投手
小林投手

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