台湾プロ野球の投手コーチとして、元ホークスの養父鉄氏が活躍

0

台湾プロ野球の中信兄弟エレファンツはペナントレース開幕前に、春季キャンプで臨時投手コーチを務めていた元ホークスの養父鉄氏を正式に「投手コーチ」として迎え、その養父氏が指導力を存分に発揮している。

高い指導力に定評のある養父氏
高い指導力に定評のある養父氏

養父氏は、日本の亜細亜大学から社会人の強豪・日産自動車を経て、2001年に台湾の古豪・エレファンツに入団。台湾ペナントレースでは1試合16奪三振の記録を作るなど11勝10敗の2桁勝利、防御率2.21の好成績。台湾シリーズでも4試合に登板し2勝2セーブと「大車輪」の活躍でチームを優勝に導き、台湾シリーズの最優秀選手に選出、「ヤンフーティエ(養父鉄)旋風」を巻き起こした。

その年のオフ、ダイエーホークスにドラフト7巡目で入団、1軍登板は無く1年で戦力外通告。アメリカに渡りホワイトソックスと2005年までマイナー契約。その後、台湾でプレーするも故障の更なる悪化などもあり、2007年に引退。日本で野球塾を開校していたが、今年、台湾側の「日本から投手指導者が欲しい」という要望から、養父氏に白羽の矢が立った。

エレファンツの戦いに注目
エレファンツの戦いに注目

台湾メディアの羅記者は「中信兄弟の投手陣は、今年良くなかった。臨時コーチとして、かつて実績を持っていた養父氏を呼んだところ、指導内容と熱心さが評価され、そのまま投手コーチとして採用された」としている。養父氏は春季キャンプから特に若手に対して、身振り手振りを交えながら投球フォームについてなど、熱心な指導を展開していた。監督の謝長亨監督は「養父コーチは熱心な人物で、台湾で選手としての実績もある。日本人ならではの高い野球哲学も伝授して欲しい」と期待のコメントをした。今年の台湾プロ野球は、オープン戦の観客動員が史上最多となるなど、好調な滑り出しを見せており、ペナントレースでも、ファンからは高い注目が集まっている。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here