中華航空が富山―台北便を就航

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中華航空(チャイナエア、本社・台湾)の富山空港と台北郊外の桃園空港を結ぶ定期便が16日、週2便で就航した。富山と台湾間の定期便は初めて。
それに伴い、空港で就航式典が行われた。石井隆一富山県知事と中華航空の張家祝董事長(会長)、富山空港国際路線利用促進協議会の新木富士雄会長があいさつ。3人ともに、今回の就航が富山と台湾の交流発展につながることを期待していた。
台北駐日経済文化代表処の馮寄台代表が祝辞を述べ、「私の妻が今日の第一便で、台湾から来ています。その妻を、迎えに富山に来ました」と明かし、会場の笑いを誘った。最後に、石井知事、張会長や馮代表ら関係者により、くす玉を割り新路線の就航を祝った。
当日は午後5時から、富山市内の富山第一ホテルで石井富山県知事と中華航空の張会長は記者会見をした。
石井知事は5月に訪台し、富山の観光の魅力をトップセールスでPRすることを表明した。また、張会長は4月、5月の予約率が80%を超えていることを述べ、富山県が要望している週3便への増便を「この状況が維持できれば、7月の増便は可能」と語った。
その後、同じ富山第一ホテルで富山―台北便就航を記念して祝賀会が開かれた。出席者は県内経済界、政界の主だった人たち、中華航空関係者、マスコミ関係者など200人以上。
石井知事は「富山の良さを大いにPRし、四季を通じて来てもらいたい」と述べ、中華航空の張会長は「観光だけでなく、ビジネス交流も深まると確信している」とあいさつをした。航空機の模型やライチョウの木象嵌などの記念品の交換も行われた。
続いて、鏡割りや南砺市の福光もちつき太鼓保存会の演奏が披露され、祝賀ムードは一気に盛り上がった。

記者会見で談話を述べる中華航空、張会長

 

鏡割りで新路線就航を祝う出席者