第35回デザインフェスタに台湾古典布袋戯團が参加

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人形を操作する呉榮昌団長

第35回デザインフェスタが、5月12日、13日の2日間、東京ビックサイトで開催された。このイベントでは、クリエイティブを志す人であれば、自分の能力や才能を自由に表現できる。1994年からスタートし、現在では日本全国、世界各国から1万人以上が出展。入場者数も数万人を超えている。
今回、このイベントに台湾から古典芸能の布袋戯團“弘宛然”が参加した。布袋戯は台湾独特の人形劇で、布でできた袋の外部に人形を取り付け、袋の中に演者が手を入れて操作する。人形の全長は30㎝ほどで、美しい民族衣装をまとっている。この人形の指先は可動するので、刀や旗、コップなどを持つことができる。またその繊細な動きは、人形に多くの感情表現を可能にしている。
団長の呉榮昌氏によれば、「布袋戯は200年前に大陸より伝来しました。台湾の伝統文化を日本の皆さんに知ってもらいたい、感動してもらいたい、と思い来日しました」とのこと。
来年3月23日、24日の2日間、台湾の大稲埕戯苑で日本舞踊の春謡流とコラボレーションが予定されている。また、これらの人形を台北市の河洛坊(℡02-2873-1167)で買い求めることもできる。