元台湾プロ野球人気投手・小林亮寛氏、ヤクルト入団決定捕手とラジオ番組出演

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台湾プロ野球リーグ・兄弟エレファンツで投手として活躍した小林亮寛さんが、今年、ヤクルトスワローズに入団を決めた大村孟捕手とともに、11月6日、福岡市のラジオ番組に出演し、台湾野球への思いや郷愁について語った。

今年限りで選手生活からの引退を表明した台湾の主砲・陳金峰選手(ラミーゴ)に関しては「非常に素晴らしいバッターで、オーラを感じた。集中力と勝負強さは随一だった。対戦していても一球一球が痺れる戦いになった。今年9月に陳選手の引退間際の試合を観戦に行く予定だったが叶わなかった。引退のニュースは寂しいが、次のステージへ向け頑張って欲しい」とエールを送った。陳選手は台湾人初のメジャーリーガーで、2002年から2005年までロサンゼルス・ドジャースでプレー、その後も台湾リーグに戻りプレーを続けていた。2004年、2008年には五輪代表にも選出されている。また小林氏は今年、四国アイランドリーグ・徳島インディゴソックスでプレーした張泰山選手について「テクニックのあるバッターだった。テストに行った時に一緒になり、非常に親切にしてくれた」と振り返った。張選手は打率.236、24打点、3本塁打に終わった。

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小林氏とともに出演した大村選手は、今年秋のドラフト会議でヤクルトから指名を受けた。東筑高校から福岡教育大学、九州三菱自動車、石川ミリオンスターズを経て、プロ入りを果たした。福岡教育大学時代には教員免許も取得しており、プロ野球選手として異色の経歴も持つ。大村選手は「プロ野球を目指してここまで進んできた。指名された瞬間は実感が湧かなかったが、自覚も出てきた。まずは支配下選手に上がることが目標であり、そのために努力を続けていきたい」とプロへの抱負を語った。

福岡県内で野球トレーニングジムを運営する小林氏は、林泓育捕手ら台湾代表の選手も受け入れている。大村選手もトレーニング時に台湾選手らと共にトレーニングをしており「台湾人選手のバッティング技術の高さには驚いた」と話した。また、小林氏は「台湾選手のレベルは、更に上がっている。今後も、台湾からメジャーや日本で活躍する選手が増えるのではないか」と話した。

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