JR東海 高鉄に支援検討

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 JR東海が台湾高速鉄道(高鉄)に対し、列車の運行管理システムや車両の保守管理などの支援を検討していることが4日、分かった。国土交通省を通じ、台湾当局から支援要請を受けたJR東海は、新幹線運行管理システム「コムトラック」などのノウハウを生かし、実情に合う支援を検討している。
 
 高鉄は2007年1月に営業を開始。海外の高速鉄道として初めて日本の新幹線を導入した。その際、JR東海は技術者の派遣などで協力しており、今回実現すれば2度目の支援となる。今年5月に東海道・山陽新幹線で運行されている「700系新幹線」をベースとした車両48両を川崎重工業と東芝に発注することを決定。15年には台北—南港駅を結ぶ5.7キロの路線延長と新駅開業を予定している。