トニータナカ氏の出版記念パーティーが松本楼で開催

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      出版記念パーティで挨拶をするトニータナカ氏

メイクアップアーティストの日本の第一人者で、台湾のトップ女優田中千絵の父親でもあるトニータナカ氏が自身の半生を振り返り、『東京シャンプーボーイ』を上梓した。これを記念して、2月27日に日比谷公園内にある松本楼で出版記念パーティーが開催された。
松本楼は、孫文に援助をした梅屋庄吉の姻戚関係にあった小坂梅吉が設立した、台湾ゆかりの由緒あるレストラン。高校生のトニータナカ氏が日比谷に映画を見に行く際、前をよく通ったことから、想い出の場所として今回のパーティー会場として選ばれた。
 会場には、トニータナカ氏の交友関係の広さを物語るように、ヘアメイク、エステ、テレビ局、政治家や出版社などの関係者、老若男女約150人が来場した。
 開会の挨拶は、このパーティーの発起人でもある平野徹氏が行った。平野氏は、トニータナカ氏が高校卒業後学んだ国際文化学園の理事長。夢に向かって懸命に走っていた頃のトニ―氏の思い出を語った。発起人には他に、同学園国分寺校校長、鈴木隆氏や渋谷校校長、荘司礼子氏など8人がなっている。
 司会は元テレビ朝日アナウンサーで、かつての人気番組「OH!エルくらぶ」でトニータナカ氏と共演した南美希子アナウンサー。トニー氏に初めてメイクをしてもらった時のことに触れ、「とても緊張しました」と当時のことを語った。また、参議院議員の山谷えり子氏もスピーチをした。
 そして、トニータナカ氏が登壇し、来場者に謝辞を述べたあと、「夢という形のないものが、私を前へ前へと進ませてくれました。そのことを若い世代に伝えたくてこの本を執筆しましました」と語った。
 会の途中、シークレットライブが始まり、ささきいさお氏がシークレットゲストとして登場。トニータナカ氏はテンガロンハットをかぶり、ウエスタンスタイルに着替え、会は一気に盛り上がった。
ささき氏は、トニー氏が好きな60年代の人気テレビ番組「ローハイド」のテーマ曲やエルビスプレスリーの曲4曲を歌った。さらに「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ曲が始まると、会場はまるでライブ会場のようになった。
 最後は、トニータナカ氏とささきいさお氏の二人で「ルート66」のテーマ曲を熱唱し、シークレットライブはフィナーレとなった。パーティーは50年代、60年代の日本が成長期だったころの雰囲気を醸しながら、和やかで、きらびやかなまま閉幕となった。

     シークレットゲストのささきいさお氏

     トニー氏とささき氏のデュエット

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