台北駅に高性能トイレが登場 過去の固定概念を刷新

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台湾鉄路管理局(台鉄)は7月10日、台北駅地下一階に新コンセプト公衆トイレ「魔法一号」を設置し、お披露目式が行なわれた。かつてマイナスイメージの強かった台鉄の公衆トイレをリニューアルすることで、サービス向上とイメージアップを図る。

 

台鉄范植谷局長
台湾鉄路管理局范植谷局長

 

今回新設された公衆トイレはリニューアル工事が続けられている台北駅の地下一階。台鉄MRT台北駅や中山地下街への連絡通路にも近く、人通りの多い場所だ。「魔法一号」はユニバーサルデザインを採用したバリアフリー設計。また、行政院環境保護署が進める「台湾公衆トイレ清潔品質向上推進五ヵ年計画」に基づく「特優トイレ」の認定を受けた。台鉄范植谷局長は「台北駅のトイレといえば汚く、臭く、ごちゃごちゃしていた。そして空気もよどんでいた」と、以前の設備環境の悪さを指摘した上で「(新しいトイレを)楽しんでもらえれば」と挨拶した。

 

(左から)華陽国際企業周晣平執行長、交通部陳純敬政務次長、台湾鉄路管理局范植谷局長
(左から)華陽国際企業周晣平執行長、交通部陳純敬政務次長、台湾鉄路管理局范植谷局長

 

「非接触」「エコ」にこだわったこのトイレは、多岐に渡って新高性能技術が導入された。男子小用便器では無水トイレを採用。一年間で10万リットルの水を節約することができ、200kgの二酸化炭素削減にもつながると言う。また、非接触型便座カバー交換システムや独立したメイクブースを設置。さらに洗面台は人間工学に基づき、水が飛び散りにくい設計となっている。設計に携わった華陽国際企業周晣平執行長は「(魔法一号を)全国に広めたい」と、新コンセプトのトイレに自信を覗かせた。

 

無水トイレが採用された男子小用便器。上部には液晶モニターもついている。
無水トイレが採用された男子小用便器。上部には液晶モニターもついている。
親子トイレ
親子トイレ

 

台鉄には全国に224の駅があり、地方自治体に登録されているトイレは406ヶ所。そのうち40%が「特優」、55%が「優等」に認定されている。台北駅では2011年から構内6ヶ所のトイレをニリューアルしたほか、高圧洗浄器の導入などにより、清潔度の向上を図っている。台鉄では今後も衛生空間の環境向上を目指すとしており、范局長は「将来的には全てのトイレで特優認定されることを目指したい」と語った。

 

トイレのエントランスも既存のものとは異なったデザイン
トイレのエントランスも既存のものとは異なったデザイン