台湾高鉄運賃10月から値上げへ 開業以来初

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台湾高速鉄路(高鉄)の運賃が、今年10月1日から値上げされる見通しとなった。平均値上げ率は9.69%。これにより台北-高雄間の乗車料金は現行の1,490元から280元高い1,630元(約5200円)となる。高鉄の運賃値上げは2007年の開業以来初。

 

スペシャルマーキングが施された台湾高速鉄路の車輌(台湾高速鉄路提供)
スペシャルマーキングが施された台湾高速鉄路の車輌(台湾高速鉄路提供)

 

高鉄によれば、今回の運賃値上げは物価高に伴う営業コスト高騰によるもの。交通部は高鉄の決定に関して、「高鉄の決定を尊重する」とする一方、利用者の負担が大きくならない程度の値上げにとどめることを要求している。これをうけて高鉄側も早期購入割引やオフピーク割引などの割引運賃を充実させる見込みだ。

 

高鉄の発表によれば、現在一日あたりの平均利用者数は13万人、列車の平均乗車率は55%。現在は南港延伸と、苗栗、彰化、雲林各駅の建設工事が行われている。利用者は近年増加傾向にあり、今年9月2日にはダイヤ改正を行い、上下線合わせて週12本が増発される予定。