台風12号 22日木曜日に台湾最接近 上陸の恐れも

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中央気象局は、台風12号が21日から22日にかけて、台湾東北部に接近、または上陸する恐れがあるとして、台風への備えを呼びかけている。仮に上陸することになれば、先月の台風7号に続いて今年二つ目。

 

台風12号進路予報図(8月19日午前8時現在/中央気象局提供)
台風12号進路予報図(8月19日午前8時現在/中央気象局提供)

 

台風12号は8月19日午前8時現在、鵝鑾鼻の東南東790kmの海上にあり、ほとんど停滞している。中心気圧は990hPaで、中心付近の最大風速は23m/s。中央気象局は、一両日中にも北北西へ進路を変える見込みとしており、明日午前中に海上台風警報、午後には陸上台風警報を発令する予定。

 

また、台風12号は現在も勢力を強めており、場合によっては中度台風(台湾基準)に変わる恐れがある。また、今後もゆっくりとした速度で移動する見込みで、台風の進路にあたる地域では雨が長引く恐れもある。中央気象局は明日午後から台湾北部で台風による雨が強まり、20日にも台湾の一部が暴風域圏内に入ると予測しており、台風への警戒を呼びかけている。