佛光山が大船渡港で東日本大震災法要を行った

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満潤法師と石原住職を囲んで

未曾有の被害をもたらした東日本大震災から1年。3月11日には、各地で慰霊祭が行われた。
岩手県大船渡市の大船渡港サンアンドレス公園では、『東日本大震災一周年 鎮魂と追悼市民のつどい』が行われた。この法要では、佛光山本栖寺住職満潤法師と、立本寺住職でNPO法人『災害危機管理システムEarth』理事長石原顕正氏が参加。両宗派による読経のコラボが実現した。さらに高名な二胡奏者、程農化氏による二胡の演奏も加わり、厳粛で人の心を打つ慰霊祭となった。
満潤法師と石原顕正住職は、1年前の震災時、台湾からの救援部隊を被災地に派遣する際、宗派の垣根を越え協力している。
「台湾からの救援隊が、昨年の3月13日に来日しました。しかし、手続きの問題で被災地に行くことができず、私たちのもとに、相談に来ました。そこで、宗派は異なりますが、石原様のNPO法人のお力を借りて、3月15日に救援隊を被災地に送り出しました。その際、石原様は救援隊の先頭に立って、現地に赴いてくれました」と満潤法師は述べた。
その時以来の強い結びつきにより、今回のコラボとなった。参加した市民は、真剣に読経を聴き、遺族に想いを馳せるのか涙ぐむ人も多く見られた。
最後は参加者全員で海に向かい散華を行い、満潤法師は散華と同時に読経を行い、市民の感動をさらに呼んだ。

散華を行う満潤法師

 

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