台湾人受講生も参加・・・九州アジア観光アイランド特区ガイド、研修を実施

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研修会場
研修会場

九州7県と福岡市は、政府から「九州アジア観光アイランド総合特区」の認定を受け、試験を簡素化した九州限定通訳案内士の育成を開始した。対象言語は中国語などで、在福岡台湾人受講生も参加した。福岡県でもから始まった研修、初日は会場となった吉塚合同庁舎に福岡県・小川洋県知事も訪れ「福岡県への観光客もどんどん増え、アジアから九州への観光客も過去最高に達している。こうした状況の中、向こう10年を観光業を基幹産業として設定した。観光客が増える中で『ガイドの不足』という問題が深刻化しており、より多くの人が最終試験を突破し、九州の案内役としての役割を担って欲しい」と激励した。

日本人受講者が約半分を占めたが、台湾人を含む海外からの受講生も多く出席した。『台湾人ガイド』が誕生すれば、増加傾向の台湾人観光客にとっても利便性が高まる。受講生は対象となる言語や救急救命、マナー、ホスピタリティ、九州観光の概要を学ぶほか、模擬バスツアーなど計約60時間の研修を行い、そのうえで、口述試験を受験。口述試験に合格すれば、福岡県知事の登録を受け、九州域内で有償で外国語を用いた通訳案内を行うことができる。

実地研修の舞台は、博多港国際ターミナルや太宰府天満宮、キャナルシティ博多、櫛田神社、阿蘇山など。中国語や韓国語を用い、本番さながらガイドの役割を分担して実務練習に励む。研修は福岡県以外でも開始され、一期目の「特区ガイド」が誕生する。九州内のみならず、台湾をはじめとするアジア各国からも注目が集まる。

 

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