西武ライオンズ・郭投手初黒星も、「台湾デー」は大盛況

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埼玉西武ライオンズは「台湾デー」を開催
埼玉西武ライオンズは「台湾デー」を開催

埼玉西武ライオンズ(以下:ライオンズ)は4月11と12日の2日間、西武プリンスドームで行われた対千葉ロッテマリーンズ戦において、台湾観光局特別協賛イベント「台湾デー」を開催した。台湾デー2日目の12日、今シーズンからライオンズでプレーしている台湾出身の郭俊麟投手が開幕3戦3勝を目指し先発したが、立ち上がりからストレート、変化球ともにコントロールに苦しみ、初回に押し出しで先制点を献上。2回には3安打と1四球で3点を奪われ、この回限りで降板し、初黒星を喫した。

今シーズンからライオンズでプレーしている台湾出身の郭俊麟投手
今シーズンからライオンズでプレーしている台湾出身の郭俊麟投手

郭投手は日本メディアに対し「せっかくの台湾デーで勝ちたかった。全体的にコントロールが悪く、ストライクゾーンに入ったボールは甘すぎました。チームに申し訳ないです。今日の反省点を生かして次回の登板に備えます」とコメントしたという。

台湾出身の郭俊麟投手
郭俊麟投手

郭投手はプロ入り3試合目となった同試合で3連勝を掴むことが出来なかったものの、会場には郭投手のスポーツタオルを持っているファンが多く見受けられたほか、台湾の旗や、「加油俊麟」(頑張れ俊麟の意)と書かれたプレートを掲げて応援するファンの姿もあり、郭投手の注目度が窺えた。

郭投手のスポーツタオルや台湾の旗、「加油俊麟」プレートを掲げて応援するファンの姿も
郭投手のスポーツタオルや台湾の旗、「加油俊麟」プレートを掲げて応援するファンの姿も

試合観戦に訪れていたライオンズファンの女性は「台湾デーということでいつもと少し雰囲気が違って楽しめました。今日は負けてしまって残念だけれども、今後の郭投手に期待しています」と話していた。

なお、台湾デーは今年3月に西武ホールディングスと台湾鉄路管理局が結んだ「包括的事業連携に関する友好協定」の一環として行われたもの。台湾デーでは、郭投手のオリジナルクリアファイルが先着1万人に配られたほか、中国語での選手呼び出しアナウンスの実施、郭投手の写真セットや応援タオル、郭投手オススメの台湾名物「ルーローファン」(滷肉飯、煮込み豚肉かけご飯)や「ヤクルト緑茶」(多多緑茶)などが販売された。ルーローファンは30分待ちの大行列ができ、600食が完売。ヤクルト緑茶も250杯が完売した。

ルーローファンは30分待ちの大行列が出来るほどの人気だった
ルーローファンは30分待ちの大行列が出来るほどの人気だった

また、台湾往復航空券とホテル宿泊券が当たる抽選会や台湾伝統芸能の獅子舞とアミ族舞踊が披露されるなど台湾一色の2日間となった。

台湾伝統芸能のアミ族舞踊が披露された
台湾伝統芸能のアミ族舞踊が披露された

また、12日の試合では台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表が始球式を勤めたほか、台湾観光局の謝謂君局長からライオンズの田辺徳雄監督に、台湾デー開催に感謝の意を込めた「友誼長存」のメッセージが刻まれた獅子のモチーフの感謝盾が贈られ、台湾観光協会東京事務所の江明清所長から田辺監督に手渡された。

始球式を勤めた台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表(左3)と田辺徳雄監督(右3)
始球式を勤めた台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表(左4)と田辺徳雄監督(右4)、台湾観光協会東京事務所の江明清所長(右3)らで記念写真

このほか、台湾デーを記念して池袋駅から西武球場前駅で臨時運行された臨時特急レッドアロー号「スタジアムエクスプレス」にチャイナエアラインの日本人客室乗務員が乗車し、特別アナウンスの実施やチャイナエアラインのノベルティなどが入った袋が配られた。乗車した客室乗務員によると車内には台湾人のファンも多く乗車していたという。

台湾デーを記念して「スタジアムエクスプレス」にチャイナエアラインの日本人客室乗務員が乗車
台湾デーを記念して「スタジアムエクスプレス」にチャイナエアラインの日本人客室乗務員が乗車

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