2020東京五輪で正式名称「台湾」使用を!

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台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)は「Taiwan is not Chinese Taipei 2020東京五輪『台湾』正名集会」を開催
台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)は「Taiwan is not Chinese Taipei 2020東京五輪『台湾』正名集会」を開催

台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)は10月10日、文京区民センターで「Taiwan is not Chinese Taipei 2020東京五輪『台湾』正名集会」を開催した。同集会は残り4年弱に迫る2020年に開催される東京オリンピックの際、台湾人選手団を「チャイニーズタイペイ」の名ではなく、「台湾」の正式な名称で迎えるべきであると、日本政府、東京都、JOCなどにうったえる事を目的とした。

会場には、この声明を支持する埼玉県議会の鈴木正人議員、日本ウイグル協会のイリハムマハムティ会長、在日台湾同郷会の王紹英副会長、前東京都議会議員の土屋敬之氏及び吉田康一郎氏、中国出身ジャーナリストで現・在米評論家の曹長青氏、台湾で俳優としても活躍する中山迅氏らが登壇し、各々の意見を発表した。このほか、「台灣就是台灣」運動推進者の蔡竹和さんや、基進党の陳奕齊主席、台湾団結聯盟の劉一徳主席及び王銘源副幹事長から届いたメッセージが読み上げられた。

同集会を主催した台湾研究フォーラムの永山英樹会長は、現在世界中で一般的に「チャイニーズタイペイ」という名前が使用されている事を問題提起し、その上で、「台湾は中国ではなくチャイニーズタイペイでもない。台湾は台湾だ」と強調し、今後も台湾の為に尽力していく事を伝えた。

台湾研究フォーラムの永山英樹会長
台湾研究フォーラムの永山英樹会長

台湾研究フォーラムは、東京オリンピックの際に「チャイニーズタイペイ」の名ではなく「台湾」の正式な名称を使用する事をうったえる為に、今年の2月から署名活動を行ってきた。現在までに集まった署名は5万を超えている。今後もネットや集会を行うなどの方法で署名を集め、東京オリンピックまでに日本政府、東京都、JOCなどへの提出を目指している。