小磯明・東京都議、台南で卵被害に遭う

0

 東京都議の小礒明(こいそ・あきら)氏は、東日本大震災への台湾からの支援に感謝を伝えることなどを目的に日本会議地方議連訪台団長として訪台した9月8日、親中派の活動家とみられる男に台南市内のホテルで卵を投げつけられた。地元紙の取材に対して「日台を分断する意図を感じる」と話している。なお、小礒氏らの歓迎夕食会を開いた頼清徳・台南市長は「知らせを受けすぐにホテルに駆けつけ小礒氏に謝罪、警備の強化を指示した」という。また、小磯都議は、都議会内に平成17年12月に設立された「自民党 日台友好議員聯盟」の幹事長、日本李登輝友の会理事もつとめている。
 小礒議員は9月7~10日、日本会議地方議連訪台団長として李登輝元総統らと面会。小礒議員によると、台南市内のホテルで8日夜、市長主催のレセプションを終え客室に戻る際、エレベーター前で背後に気配を感じて振り返ったところ、男に卵を投げつけられた。1、2個が小礒氏の肩あたりに当たり、男はそのまま逃げた。男は中肉中背、サングラスをかけ、紙袋を持っていたという。
  事件以外は尖閣問題で抗議されることは一般人も含め一切なかったといい、小礒氏は「台湾の多くの人々は尖閣問題を気にしていない。ごく一部が『台湾も怒っている』とのイメージ作りや日台関係悪化を狙ったように感じる」と話した。