創立23周年を迎えた埼玉台湾総会、中華民国101年国慶祝賀会を開催

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埼玉県の中華民国国慶双十節祝賀会が、創立23周年を迎えた埼玉台湾総会の主催で10月14日、埼玉県新座市・ベルセゾンで盛大に開催された。午前11時 の開場とともに建国祝賀のテーマ曲「炎黄的栄耀(中華民族の栄誉)」 が流れるなか、次々と来賓客が芙蓉の間に入場した。
台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表夫妻が姿を見せると会場からは拍手が巻き起こった。しばらくすると、円卓は埼玉台湾総会の役員・会員、台北駐日経済文化代表処の各位、台湾関連各団体の役員ほか、埼玉に関わりのある日本の政治家や財界関係者で満席となった。

埼玉台湾総会林月理(榎本有里)会長

午前11時30分、司会(アイリーン・佐久間寛明さん)の「懇親会を開催します」の言葉で予定通り、祝賀会が始まった。冒頭、埼玉台湾総会の23年間の歩 み(DVD)を鑑賞した後、埼玉台湾総会の林月理会長は「参議院議員西田実仁先生、埼玉県議会議員鈴木正人先生、前新座市議会議員嶋野加代先生、そして、 ご来場の皆様、ご多忙な中、ご出席賜りまして心より御礼申し上げます」と開会を宣言。続いて、来賓挨拶へと移った。

挨拶する台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表

最初に壇上に立った台北駐日経 済文化代表処沈斯淳代表は北京語で、馬英九総統の「東シナ海平和イニシアチブ」提言の話、昨年の日本から台湾への投資件数がこれまでの最高を記録したこ と、文化面では来年4月に宝塚歌劇団の台湾公演が予定されていること、2014年には日本で台北の国立故宮博物院文物の特別展開催が予定されていること、 などを話すと、出席者は静かに耳を傾けた。

詹徳薫日本中華聯合総会名誉会長

続いて、日本中華連合総会の詹徳薫名誉会長は、23年前の創立時の埼玉台湾総会を振り返りながら、現 在の林会長になってからますます飛躍しつつあることや他の中華総会でも女性会長が大活躍していると喜んだ。西田実仁議員は、北京語で挨拶した後、改めて日 本語で東日本大震災での台湾からの支援に対し感謝の意を伝えた。鈴木正人議員は、台湾と日本の友好の素晴らしさに触れながら超党派の日台友好議員連盟の設 立を準備していると報告した。神山佐市前埼玉県議会議員(代理)、嶋野加代議員はともに、埼玉台湾総会の発展とこの喜ばしい日を祝福した。この後、およそ 30名の来賓の紹介が行なわれ、終えたところで、記念撮影(全員)となった。出席者は約100名にのぼった。
午後12時半。乾杯の音頭は埼玉台湾総会周東寛名誉会長がとった。周東名誉会長は自身が関わる“健康まつり”の成功や最近の著作の紹介などの後、「日本と台湾のますますの友好と発展を祈念し、乾杯」と発声、めでたく“開宴”となった。

津軽三味線の演奏(田中光典良さんほか)
フラダンスで観客を魅了する宇野静恵さん
知るひとぞ知るエンタテナー、周東寛さん(埼玉台湾総会名誉会長)

和やかな歓談の中、午後1時過ぎ、第二部・余興の部が始まった。埼玉で活躍されている民謡曲良会の田中光曲良さんの出演による津軽三味線の演奏(虎女様・ リンゴ節ほか)、張瑞銘さん、入江詩吟さん(電子ピアノ)の歌と演奏(台湾北部の民謡、板橋査某ほか)、宇野静恵さんのフラダンス、周東寛さん(埼玉台湾 総会名誉会長)の歌と踊り(親子の絆・社員のみなさんお疲れ様)と続いた。

熱唱するアイリーンさん(歌手・女優・タレント)
演歌歌手白川恵美さん

周東名誉会長の歌の場面では、台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表夫妻 が舞台にあがって会場を沸かせた。さらに、台湾の伝統楽器二胡の奏者である林悦子さんによる演奏(補破網・阿里山的姑娘ほか)、歌手、女優、タレント業で 活躍中のアイリーンさんの歌(魅せられて・上を向いて歩こうほか)、演歌歌手白川恵美さんの歌(じょんがら女節・雪割橋ほか)と、パフォーマンスは続き、 宴は佳境に。余興の部が終了したのは午後2時過ぎだった。この間、沈斯淳代表夫妻は各来賓の円卓を訪問、笑顔で記念撮影に応じた。
この後、台北との往復航空券などが当たる抽選会が行われ、あちこちで歓声があがった。 抽選会は午後2時半過ぎに終了。祝賀会の最後は、埼玉台湾総会の黄安石名誉会長が閉会の言葉を述べて締めくくった。
「最後は皆さん、いっしょに会を締めていただきたいと思います。日本、埼玉台湾総会、万歳!」