幕張メッセ「セミコン・ジャパン2012」で台湾マーケットセミナー開催

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「セミコン2012」の会場

SEMI(本部・米国カリフォルニアサンノゼ)は、半導体製造装置・部品材料の総合イベント「セミコン・ジャパン2012」を12月5日~7日の日程で開催した。展示会出展者数は855、出展ブース数は1935、出展国数19、のべ来場者数6万5000人(見込み)だった。

セミナーの様子

こうしたなか、12月7日、次世代パビリオン出展者ステージ(ホール5・6)において、午後2時30分から3時20分まで、「2013年の台湾と東南アジア半導体およびLEDマーケットとSEMICON TaiwanおよびSEMICON Singaporeのご紹介」なるセミナーが開催された。

台湾には半導体産業において、設計などを行わず半導体の製造だけを専門に行うファウンドリ(ファブ)という業界で、世界トップクラスのTSMCやUMCといった企業があるが、台湾半導体業界は、技術と生産能力に積極投資を行ってきており、2013年は半導体設備投資は90億米ドル、材料面でも100億米ドルに達すると予想されている。

講師は、SEMI市場調査統計部門 クラーク・ツェンシニアリサーチマネージャーだった。

開始時間には出展者ステージ前の椅子席はいっぱいになった。クラーク・ツェン氏は、世界全体で半導体設備(投資)は2013年は横ばい、2014年は12%の成長が見込めること、半導体材料(支出)は、今年480億ドルに近づいており、2014年までに520億ドルに成長すること、台湾の投資は強いファウンドリ企業によって主導され、2013年も成長が続くと見込まれること、東南アジア市場の投資は弱いファウンドリおよびメモリ支出を踏まえて減速すること、LED投資は2年間の積極的な拡張を経た後の今年と来年にわたり減速するが、中長期的展望は明るいこと、などを述べた。

また、後半は、「セミコン台湾2013」(9月4~6日)および「セミコンシンガポール2013」(5月7~9日)のプレゼンテーションが行われた。

セミナーは盛況のうちに予定通り、午後3時20分に終了した。