産学間の落差是正に全力

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馬英九総統が席上で談話
 馬英九総統は1月18日に行われた玉山化学技術協会の忘年会の席上で、「台湾の産業は強い競争力があり、台湾の若い人も高い能力がある。しかし産学間の落差は現在の大きな問題」と認識。これまでの政策では落差問題の解決にはならないとし、今後、政府は全力を挙げて落差是正に取り組む事を表明した。また、「産学間の落差が縮めば台湾は世界経済が落ち込んだ際にも被害を防げる」とした。
  台湾の産業は競争力に富み、多くの中小企業が産生し「隠れチャンピオンのようだ」とも述べた。様々な分野で奇跡を生み出し、若者たちが持つ多くの能力により世界各国のコンテストで数多くの賞を取得している産業界、そして若者たちを賞賛した。ただ、この産業力と若者の能力とが密接に結合してないため、産学間の落差が開いてしまったと分析。外資系企業も、台湾の人々の資質が実際の業界の需要に適合していないとした。
 さらに馬総統は「台湾人は100万人当たりの米国特許取得者数でトップであり、優秀な人材は多い。しかし実際の学校教育と産業界間で需要がミスマッチしている。今後は、精一杯産学間の落差問題解決に取り組み、国としての産業力を上げる必要がある。世界的な不況など困難に直面しても、それに怯まない競争力のある国家創造を国を挙げて創り上げる」と力強く話していた。