縁結びの神様「月下老人」を祭る廟として知られる台北市内の霞海城隍廟を訪れる日本人女性旅行客が急増している。
昨年暮れまで放送されたフジテレビ系列の昼の連続ドラマ「花嫁のれん」(続編)が、霞海城隍廟のある迪化街でロケを行った影響と見られ、廟には「参拝後にボーイフレンドが見つかり結婚が決まった」という日本女性たちからの喜びの報告が相次いでいる。
霞海城隍廟は、1859年建立という150年以上の歴史を誇る。縁結び祈願のご利益が絶大と評判で、伴侶を求める若者や子供の良縁を願う親たちが毎日絶えず訪れている。この10年で廟に寄せられた結婚の報告は、5万件を超えているという。
観光スポットとしても有名な霞海城隍廟では以前から、日本人を含む外国人参拝客は珍しくなかったというが、ここ数カ月間は特に、日本の女子大生やOLさんたちの姿が目立つようになった。
霞海城隍廟では日本語の解説サービスなども用意しており、台湾での良縁祈願をぜひ一度試して欲しいとアピールしている。