連立与党の日本維新の会は6月4日、前代表の馬場伸幸氏、共同代表の藤田文武氏、前共同代表の前原誠司氏をはじめとする衆参議員8人が台北駐日経済文化代表処(李逸洋代表)を訪問した。李代表は「自維連立政権が日本の政局安定に貢献している」と高く評価するなど、意見交換した。
李代表はまず、維新の会が「自維連立政権」において重要な役割を担っていることに触れ「官邸にて歓迎の宴を催し、率直な意見交換ができたことを大変光栄に思う」と述べた。

会談の冒頭、昨今の日本政治の情勢を振り返り、昨年公明党が「自公連立政府」を離脱したことで「日本の政局が一時的に混乱に陥った」と指摘。しかし、高市早苗首相と維新の会は国益と政局の安定を最優先に考え、迅速に「自維連立政権」を発足させ、国会運営および重要な国家政策において緊密な連携と協力を維持してきた。これにより、日本国内の政局が効果的に安定し、重要政策の継続的な推進が確保されたのみならず、対外的な安全保障とインド太平洋地域全体の安全保障体制の強化にも貢献した。この賢明な決断は高く評価されるべきだと強調した。
さらに、維新の会が長年にわたり台湾に対して非常に友好的な姿勢を示してきたことに触れ、今回連立政権に参加したことで「今後の台日関係にとって多大な利益がもたらされるに違いない」と謝意を表した。
経済・貿易問題に関しては、台湾の昨年の経済成長率が8.76%に達し、今年第1四半期にはさらに14.55%へと上昇したと紹介した。行政院主計総処の予測によれば、今年の年間経済成長率は9.64%、一人当たりの年間所得は4万5,600米ドルに達する見込みである「台湾がこれほど優れた実績を上げている最大の要因は、台湾がAIハードウェア製造における世界で最も重要なサプライチェーンの拠点となったことにある」と強調した。
日本もまた、AIの発展を経済成長と国力強化の中核戦略として位置づけていることを踏まえ「台日双方がそれぞれの強みを生かして相互補完・協力を深め、「強者連合」の構図を形成し、互恵・ウィンウィンの関係を築くことへの期待する」とした。

挨拶の場では、維新の会「日台友好研究会」会長の馬場伸幸衆議院議員が、維新の会は長年にわたり対台湾友好を推進しており、「日台友好研究会」は党内最大の議員連盟組織であると述べた。野党時代であれ、自民党との連立政権下であれ、同党は一貫して台湾問題に強い関心を持ち続けてきたと強調した。
馬場会長はさらに、現在の地域安全保障情勢が日増しに厳しさを増す中、日本が自国の防衛能力を切実に向上させる必要があると指摘した。このため、維新の会と自民党は連携して関連措置の推進を加速しており、安保3文書の改訂促進や防衛装備移転3原則の緩和などが含まれる。こうした重要政策は「自維連立政権」でなければ効果的に推進できないと強調し、日本の安全保障能力の全面的な向上が地域の平和と安定の維持に貢献することへの期待を示した。

共同代表の藤田文武衆議院議員は、数年前に前原誠司衆議院議員ら超党派の議員とともに台湾を訪問した際のことを振り返った(2023年7月2日から4日、立憲民主党・維新の会・国民民主党などの野党議員による訪問団)。当時の蔡英文総統への表敬訪問と、頼清德総統候補との会談において、台湾海峡問題や台日関係について突っ込んだ意見交換を行い、台湾の指導者が示した高い危機意識に強い印象を受けたと語った。
藤田共同代表はさらに、維新の会は現在、自民党と連立政権を組んでいるとして、同じ危機意識を持ちながら各種安全保障政策を積極的に推進し、日本の安全保障能力を継続的に強化することが、台湾海峡を含む地域全体の平和と安定の維持に資するものと確信していると述べた。
2026.6.6











































































