名古屋市の河村たかし市長は20日、表敬訪問で同市を訪れた友好姉妹都市である、南京市の共産党市委員会、劉志偉常務委員ら8人と会談した。その際、1937年の南京事件について「通常の戦闘行為はあって残念だが、南京事件というのはなかったのではないか」と発言。さらに、「真実を明らかにしないと、とげが刺さっているようでうまくいかない。一度、討論会を南京で開いてほしい」と述べた。
南京市ではすでに、交流の一時停止を発表している。
また、石原東京都知事は河村市長に対し、「河村君は正しいと思う」擁護の発言をしている。一方、愛知県知事の大村秀章氏は「発言を修正したほうが良い」と河村発言に批判的なコメントを発表した。