行政院環境保護署(以下、環保署)は、「中華民国荒野保護協会(以下、荒野保護協会)」が3月31日午後8時30分~9時30分に実施する「Earth Hour(アースアワー)」の消灯活動に呼応し、文書で台湾の各政府機関に対応を要請すると共に、国内の各企業、民間団体、個人も一緒に参加するよう呼びかけている。
「Earth Hour」は3月の最終土曜日の夜に、世界中の人々が同じ日・同じ時刻に電気を消すアクションを通じて、「地球温暖化を止めたい!」という思いを示す国際的なイベントである。2007年にWWFのオーストラリア支部などで初めて行われ、2011年では世界135カ国、18億人がこのイベントに参加した。
環保署では、「省エネ・減炭の行動は継続的に行わなければならない。この消灯活動に呼応する目的は、行動を率先垂範することにより、さらに多くの人々が注視し行動を採るように促すところにある」と主旨を述べた。
なお、日本でもこのイベントを実施する予定となっている。前年は東日本大震災の直後であったことを受け、各地のモニュメントなどの大規模な消灯は行なわず、個人や有志の企業の参加を得て、それぞれにできる規模での消灯を行ない、被災地への祈りを捧げた。WWFジャパンは「今年も昨年同様に、被災地への祈りと世界の人たちと気持を一つにする機会として、皆さまにご参加いただければ」としている。