シャープ、台湾・鴻海が筆頭株主に

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 シャープは27日、台湾の電子機器受託製造世界最大手の鴻海(ホンハイ)精密工業グループと資本業務提携すると発表した。約10%の出資比率(議決権べース)で鴻海グループが事実上の筆頭株主となり、大型液晶パネルを生産する堺工場を鴻海グループとの共同運営に移行することで液晶事業の再建を目指す。また増資と堺工場の運営会社株式の譲渡でシャープは1300億円強の資金を調達、財務体質の改善にも役立てる。
 
 鴻海グループはパソコンやゲーム機、テレビなどの生産を電機メーカーから受託するEMS(電子機器の受託製造サービス)の世界最大手。