4月7日と8日の2日間、池袋西口公園で『第一回日台文化交流・東日本大震災復興支援』が開催された。主催は、日台文化交流実行委員会で、後援には台北駐日経済文化代表処と豊島区、豊島区観光協会、豊島区社会福祉協議会、池袋西口商店街連合会が名前を連ねている。
会場には、30余りのブースが出店し、台湾料理やタイ、シンガポールの料理が振る舞われた。被災地からも岩手県、福島県、宮城県から5ブースが出店。明るく元気に地元商品の紹介をし、来場者に改めて東日本の復興を印象づけた。
初日の7日には開会式が行われ、台北駐日経済文化代表処からは、馮寄台代表をはじめ、趙雲華僑務部長、李明宗横浜分処処長が出席。また佛光山本栖寺住職、満潤法師やチャイナエアライン鐘明志東京支社長、エバー航空王振興支社長、羅王明珠東京華僑婦女會名誉会長など、台湾企業や華僑の主立った顔ぶれ40人以上が揃った。
日本側は新党きづな幹事長の渡辺浩一郎衆議院議員、小林興起衆議院議員や高野之夫豊島区長など政治家や地元区議会議員など、こちらも40人が出席した。
会の冒頭、邱美艶日台文化交流実行委員会会長から開会の挨拶をした。13年前台湾で起きた地震の時、日本の救援活動に触れ、「東日本大震災であの時の恩返しが出来てうれしい。台湾と日本の関係は縁であり、絆です」と述べた。
馮寄台代表は、壇上に立つと「今回このような会にご招待いただき、敬意と謝意を申し上げます。日本人は強くたくましい民族です。必ず復興します。台日友好のますますのご発展を願っています」と語った。
日本側では、渡辺浩一郎衆議院議員が挨拶に立ち、「台湾からの200億円を越える支援に感謝します。これも馮代表をはじめとする代表処の皆様のおかげです」と感謝の言葉を述べた。
開会式の終了後は閉会までの間、武蔵太鼓や台湾敦煌舞芸団の舞踏、はね独楽など次々と壇上で16のパフォーマンスが行われた。特に桜の花びらが舞い散るなかで行われた中国舞踏は、言葉では表せない美しさで、見る者の目を釘付けにした。