~昨年の26位からアジアで第3位に~
米・経済誌「フォーブス」は11月14日、「2012年、ビジネスに最適な国」ランキングを発表した。それによると台湾は昨年の第26位から第16位に大幅にランクアップした。また、アジアの国・地域の中では香港・シンガポールに次いで第3位となった。
「フォーブス」によると、台湾は活力に満ちた経済体であり、政府主導の投資や貿易は減少傾向。一方、大型国営企業の民営化が進んでいる、としている。また、輸出、電子、機械、石油化学が台湾の経済発展における主な原動力になっていると分析している。さらに馬英九総統は就任後、中国との関係を改善するため両岸経済協力枠組み協議(ECFA)を提携。また、シンガポールとの自由貿易交渉も推進しているなど、こうした活動は台湾のさらなる経済発展になると評価している。
同ランキングでは、昨年第2位のニュージーランドが今年のトップ。第2位がデンマーク、世界金融の中心である香港が昨年同様第3位、第4位がシンガポールの順となった。また第5位以下はカナダ、アイルランド、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、イギリスが続いた。アメリカは第12位にとどまった。
アジア圏では韓国は第29位、日本は第30位、中国は昨年の第82位より大幅にランクダウンして第96位に甘んじた。