東京中華学校校友会が主催する「中華民国102年春節祭」が、27日、東京千代田区にある東京中華学校において盛大に開催された。この日多くの華僑団体関係者や東京中華学校関係者をはじめ、台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表、羅坤燦副代表ならびに同代表処の関係者、また、台湾からは僑務委員会任弘副委員長が参加した。
当日は午前9時30分、副校長室前で18歳未満の子どもたち約200人に対してお年玉(出店(屋台)で使える金券)が配布された。続いて9時50分より校庭で国旗掲揚式が行われた。冒頭、開会の挨拶に立った東京中華学校校友会陳櫻芳会長は、春節を迎えるにあたり東京中華学校の生徒たちが新年の飾り付けを行ったこと、獅子舞や龍の舞などの出し物を予定していること、体育館ではお正月にちなんだ食べ物をたくさん用意していることについて触れ、「最後まで楽しんでいってください」と話した。続いて沈斯淳代表、任弘僑務委員会副委員長、日本中華聯合総会毛友次会長が春節のお祝いと東京中華学校の益々の発展を祈念し、挨拶した。
その後、同校生徒有志による獅子舞が披露されたのち、午前11時、会場を体育館に移し、参加者は、主催団体関係者が出展する出店(屋台)の手作り料理(小籠包、おでん、海鮮塩焼きそば、焼餅、台湾肉粽、肉巻きおにぎりなど)に舌鼓を打った。
一方、ステージでは、東京中華学校小学生の演舞、高校生男女のダンスパフォーマンス(東華啦啦隊&熱舞隊)、正午から和太鼓演舞と和太鼓ワークショップ(来賓&希望者)が行われ、任弘僑務委員会副委員長が飛び入り参加し、練習後、実演に挑んだ。午後1時過ぎには、校庭で龍の舞の演舞が行われ、高校生や父兄などの観客から歓声があがった。午後2時30分からは、張君成春節祭幹事長の挨拶の後、豪華景品が当たる大ジャンケン大会が行われた。図書券、台湾への往復航空券、ノートパソコン、CDコンポ、商品券、切花などをめぐり体育館は熱気に包まれた。
午後3時、約6時間に及んだ「中華民国102年春節祭」は大成功のうちに幕を閉じた。