福岡県の魅力を台湾の政財界の関係者にアピールしようと、1月10日、台北市で福岡県主催のレセプション「福岡プロモーション」が開催される予定だ。福岡県からは小川洋福岡県知事を団長に石原進九州旅客鉄道株式会社会長、福岡台湾友好議員連盟加地邦雄会長らミッション団が台湾に向かう。
開催場所は台北市の晶華酒店で、台湾の政財界の要人、現地報道関係者ら約250名が集まる。亜東関係協会会長の廖了以会長、公益財団法人交流協会台北事務所の樽井澄夫代表らも来賓として招かれる。 会場には、昨年の福岡県の品評会で知事賞を受賞した「萬代純米大吟醸」「栄田山田錦純米吟醸」、県議会議長賞を受賞した「喜多屋しずく搾り純米大吟醸」「伝承大吟醸」など17種類の県産の日本酒が用意される。1月17日から太平洋崇光で開催される福岡県産農産物フェアに先立ち、福岡県産の果物(いちご、みかん、柿、キウイ)も準備され、福岡県の旬の味覚を台湾の関係者にPRする。 レセプションでは、DVDで福岡の魅力を伝えた後、県の取り組み「福岡アジアコレクション」を紹介する。福岡をアジアのファッション流行発信拠点にしようと、企業や行政などが共同で行っている産業振興事業で、若い女性が日常着るお洒落な服「リアルクローズ」を集めた消費者向けのファッションイベントだ。台湾代表として出場した4人の台湾人女性も登壇し、福岡県知事を表敬訪問した際の感想や、福岡の街の印象について語る。日系ファッション誌を数多く発行している青文出版社の陳純儀編集長も招かれ、取材で訪れた福岡の印象を語る。 また、台湾貿易センターと連携し、福岡県が台湾の優秀な研修生を受け入れる事業「ITI研修生受入事業」についても紹介する。レセプションを運営する関係者は「福岡はアジアの玄関口。台湾と福岡県の交流を促進されるようなイベントにしていきたい」と意気込みを語っている。