馬英九総統は2月3日に台北市で行われた「2013台湾国際科学展覧会」の授賞式の挨拶で「今回の展覧会の参加国は21カ国と多く、出展作品も過去最高となりました」と話した。そして「台湾の天然資源は少なく、地震、台風などの天災が数多く発生する。しかし人材資源は大変豊かであるため、今後は教育を産業の需要にどう反映させるかが『鍵』である。そうすれば産業の進展と転換、そして競争力を上げる事が可能となり、全ての問題が解決できる」と台湾の若者たちの能力を賞賛した。さらに「政府は関係各部門と共同で企業から求められる人材育成を強化する」と今後の抱負を語った。
今回の受賞式には出展した全21カ国の学生を中心とした青少年が集まり、馬総統は授与者として出席したもの。 総統は「展覧会に参加した各国の皆さんは是非故宮博物館と夜市に行って欲しい。それは台湾の庶民の日常生活の理解を深めることにもなります。また台湾で多くの買い物をして経済をさらに盛んにして欲しいですね」と語った。 このほか、今回の最高栄誉賞である「青少年科学賞」の獲得者はドイツから参加のCarolin Charlotte Lachnerさんほかで、台湾からの参加者は国立南科国際実験高校の許毓芳さんと国立師範大学付属高校の郭芷忻がそれぞれ入賞した。