「中津川ひろさと君を激励する会」が主催したパーティが都内ホテルで6月11日、開催された。中津川前衆議院議員は、台湾問題の専門家としてこれまで様々な実績を持つ。日本維新の会は7月の参院選比例代表候補として同氏を擁立する旨発表していたが、同日、出馬断念のニュースが流れたことで、報道関係者の姿も見られた。
パーティは、司会今井雅人衆議院議員の開会の言葉で始まった。まず、日本維新の会国会議員団代表平沼赳夫議員の欠席の報告とメッセージの代読が行われた。内容は「(中津川議員は)私がもっとも信頼している先生です。今はしっかり充電し、必ず国政に復帰することを願っています」だった。
来賓として、日本維新の会藤井孝男総務会長が最初に挨拶した。「今回、夏の参院選では日本維新の会比例代表公認候補として東京を中心に頑張ってもらいたいと考えていました。しかし、残念ながら次の国政(衆院選)を目指す意志があるとご本人から伺い、政治は本人の決断ですから残念ですが致し方ありません」
続いて、全国学習塾協同組合森貞孝理事長、株式会社後藤商事福田忠節会長(元綜合警備保障株式会社代表取締役)が挨拶し、「今後も全力で国政復帰を応援します」「今回の決断を支持します」と中津川前議員の活動へのサポートを約束した。
この後、石井あきら前衆議院議員(参院選茨城県選挙区)、川口ひろし前衆議院議員(参議院比例区・全国区)、石井よしあき氏(参議院比例区・全国区)、軍事評論家田母神俊雄氏(元航空幕僚長)と、夏の参院選候補者(予定)及び支援者のアピールが続いた。
最後に登壇した中津川前議員は、「日本維新の会には今、逆風が吹いていますがその力は必ず必要とされます。今回、熟慮の結果、夏の参院選への出馬を断念することに致しましたが、都議選、参院選の応援団として頑張っていく所存です。どうかご理解を賜りたいと思います」と会場に呼びかけた。
花束贈呈は、埼玉台湾総会林月理会長と台湾出身の世界的画家で、今年1月に尖閣諸島にある尖閣神社の絵馬を書いた池依依依さんがそれぞれ行い、会場は拍手に包まれた。
乾杯の音頭は、ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン藤井巌喜氏が取った。その後、和やかな歓談の時間が流れる中、オスマン・サンコン氏が登場し、アカペラで「おふくろさん」を歌った。日本吹き矢連盟相楽豊会長も一緒に登壇した。
中締めの挨拶は、中川 巌後援会会長代行が行った。