JFW-IFFフェアに台湾靴関連企業7社が出展

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東京ビッグサイト
会場の様子
会場の様子

 繊研新聞社が主催するJFW インターナショナル・ファッション・フェアが7月17日~19日まで、東京ビッグサイトで開催された。出展者数は約750社、来場者数は約25000人だった。後援は、経済産業省、東京都、日本貿易振興機構、日本百貨店協会、日本繊維輸出組合、日本繊維輸入組合などだった。

同フェアは、ファッション業界における国内最大のトレードショー。2000年より開始された日本のファッション総合展示会の草分け的イベント。モードとビジネスの出会いの場として、数多くの出展社が、業容によってウィメンズウエア、メンズウエア、バッグ、シューズ、カジュアルなどテーマ別に11ゾーンからなる。

今回、とりわけ充実していたのが「インターナショナル」ゾーン。ファッション業界でもOEM(相手先ブランドの生産)、小売、資材調達など様々な分野でグローバル化のなかで海外出展社も増加、今回は世界17カ国の企業が出展した。フランス、イタリア、スペイン、ギリシャ、デンマークなどヨーロッパからの出展社に加え、アジアの企業も出展した。インドからは80社以上が参加した。

台湾パビリオン
台湾パビリオン
台湾パビリオン
台湾パビリオン

こうしたなか、台湾パビリオンには、靴関連企業が7社(※)出展し、賑わっていた。

この中の1社、連萬鞋業股份有限公司の曹詩怡さんは、

連萬鞋業股份有限公司の曹詩怡さん(右)
連萬鞋業股份有限公司の曹詩怡さん(右)

「台中から来ました。今回が初参加です。靴の組合から補助金が出ましてチャレンジすることにしました。弊社はレディスを中心に子ども、大人の靴を作り、ベトナムにも工場を保有しています。問屋を経由せず、ダイレクトにお客様と取引できたらいいです。各国のファッションが一度に見られるのがいい。弊社の商品はリゾート系のサンダルがお勧めです。ターゲットは20歳~50歳の女性。日本円で5980円ほど。イタリアの資材で台湾で生産したヨーロッパテイストの商品も人気です。また、スニーカータイプのインヒールものも人気があります。20社ぐらいの新規のお客様が目標です」と話していた。

また、滿慶股份有限公司のSamantha Chenさんも、

滿慶股份有限公司のSamantha Chenさん
滿慶股份有限公司のSamantha Chenさん

「台中から来ました。今回が初参加です。台湾のブランドを日本の皆さんに知ってもらおうとやってきました。弊社のお勧めの商品は流行とかではなく、(ヒールがなく)履き心地の良いのがポイントです。20歳~40歳がターゲットで日本円で1万円から1万2000円ほど。これからは履き心地が良くてヒールのあるものを開発したいと思います。今回、他の国の商品も研究していいところを取り入れ、今後の商品開発の参考にしたいと思います。日本人向けの商品も用意してきていますが反応を見たいと思います。最低、5社ぐらいの商談ができればと思います」と抱負を語った。

さらに、紡聚織帯有限公司の李英仙さんは、

紡聚織帯有限公司の李英仙さん(左)
紡聚織帯有限公司の李英仙さん(左)

「台中から来ました。初参加です。これまでこのフェアのことを知りませんでした。商品は靴紐とベルト、旅行鞄のベルトなどです。見たところ同様の商品は見当たりませんでしたが、他のブースの方にうちの商品が合うのではないかと思いました。お客様は多ければ多いほどいいですね」と自らの商品の反応を楽しみにしていた。

※連萬鞋業股份有限公司、金革企業有限公司、紡聚織帯有限公司、寰宙織造有限公司、波森股份有限公司、滿慶股份有限公司、連蕙實業有限公司