東京台湾商工会議所(東京台商会)は、8月9日、台北駐日経済文化代表処横浜分処を表敬訪問し、盛大な歓待を受けた。
訪問したのは、東京台商会の銭妙玲会頭、林良育副会頭、蔡翠文副会頭、尹世玲副会頭、頼浩生秘書長、張本立監事長など全11人だった。当初、訪問団は、廣東会館倶楽部(陳祐國会長)、横浜中華街発展会協同組合(李宏道理事長)、横浜媽祖廟を表敬しながら中華街のホテルで台北駐日経済文化代表処横浜分処(李明宗処長)との懇親会を予定していたが、交通渋滞などの影響もあり、都内ホテルでの横浜分処との懇親会、横浜分処表敬訪問、横浜台湾同郷会(鄭尊仁会長)表敬訪問、横浜媽祖廟の表敬・見学に予定を変更した。
表敬懇親会は昼過ぎに開催され、冒頭、横浜分処李明宗処長は、銭妙玲会長ほか東京台商会の役員・幹部の来訪に関して御礼を述べた後、「東京と横浜は非常に近いですけれども、私が2年半前にこちらに着任して以来、東京華僑総会等のイベントにお互いに参加したりはするんですが、今日のように正式な訪問を受けたのは確か初めてだと思います。本当に銭妙玲会頭が横浜を重視してくださるということで感謝申し上げます。また、陳会長(ほか)も快く参加していただき、交流ができたことを嬉しく思います」と喜んだ。
李処長挨拶後、横浜分処渉外係の林高炫氏は、横浜側出席者として、廣東会館倶楽部陳祐國会長、横浜分処・傅國華領事課長、渉外係新原氷爾氏、陳礼皇氏(株式会社國皇専務取締役)を紹介した。
これを受けて、東京台商会銭妙玲会頭は、「横浜に表敬訪問すると言ったらこんなに大勢のメンバーが集まり、かえってご迷惑をおかけしました」と笑いながら、「東京台商会は日本でいちばん大きな会になった。今後、東京や横浜や関東地域で様々なイベントを行っていきたい」と宣言。「機会がありましたら横浜で何かできたらと思います。その時はぜひ応援してください」と力強く語った。
この後、銭会頭は、東京台商会の出席メンバー(陳雪娥副事務局長、紀秋美渉外部長、丹野揚一企画部長、呉唐妮企画副部長、豊川栄次青年部部長:冒頭で紹介したメンバーを除く)を紹介した。
乾杯の音頭は廣東会館倶楽部陳祐國会長が取った。また、銭会頭から李処長ほか横浜分処の出席者に対し、記念品が贈呈された。
出席した横浜分処・傅國華領事課長は「皆さんにお忙しい中、時間を割いて来ていただき嬉しく思います。こうした交流会はこれまでありませんでしたので、今後、具体的に交流活動を行えればと思います」と述べていた。
中締めの挨拶は頼浩生秘書長が行った。こうして、表敬懇親会は午後2時30分頃に終了した。
この後、東京台商会表敬訪問団一行は、横浜分処を訪れ、李処長らと横浜華僑総会発行の会報「大同」を参考にしながら約20分間懇談し、続いて、横浜台湾同郷会の鄭尊仁会長を訪ねた。東京台商会と横浜台湾同郷会との今後の交流活動について鄭会長との間で有意義な意見交換がなされていた。