台湾の「第四原発」建設に反対する住民の闘いを追ったドキュメンタリー映画が3日、台東区谷中三のコミュニティースペース「谷中の家」で上映予定だ。第四原発は、台北市から約四十キロ離れた新北市に建設中。「日の丸原発」第一号として知られる。98年に工事が始まったが未完成。
映画は「こんにちは貢寮(コンリャオ)」(※)という。
原発に反対して91年に投獄された青年や地元住民の闘いを描いている。主催者は住民グループ「地域から未来をつくる・ひがし広場」。福島原発事故を受け、昨年5月から毎月「月1原発映画祭」を開いている。
※監督:チェ・スーシン/台湾/2004年/カラー/89分
新鋭ドキュメンタリー作家チェ・スーシンが6年の歳月をかけた珠玉の映像。台湾・香港・韓国・カナダで絶賛を浴び、日本でも二度の連続上映会が実施された。しかし、その後も再上映を求める声が続き、毎年、各地で連綿と上映会が行われている。
【上映】
昼の部:午後2時 ~4時半
夜の部:午後5時半~8時半
参加費:一般500円、中学生以下無料。
予約 :「月1原発映画祭」ホームページから。
問い合わせ:事務局=090(1265)0097