台湾企業10社が出展、浅草で第47回国際靴・雑貨見本市開催

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台湾グループのブース
台湾グループのブース

エフワークス(株)主催の「第47回ISFウェルネスとファッションの国際靴・雑貨見本市」が靴の街、浅草・台東館で10月8日~10日まで開催され、国内外の企業が多数、参加した。台湾企業も10社が出展した。

9日、見本市を訪れた。海外からの出展は、6階が台湾、ドイツ、ベトナム、7階が中国だった。

軒を並べる台湾グループの一角を占める展聖(亨欽)鞋業は、今年、春に続いて2回目の出展をした台南の婦人靴メーカー。今回も新製品を持参して売り込みを図っている。

林偉碩さん
林偉碩さん

「春の反応はいまひとつでしたがもう一度、海外の市場を開拓すべくもうちょっと頑張ってみようかとまた来ました。うちはOEMもできるから商社や通信販売の会社、バイヤーさんに来て欲しい」(林偉碩さん)

群陽實業有限公司は、6回目の参加。レディス、メンズ両方の革靴を扱う貿易会社。カンボジアと中国の協力工場に生産を委託し、OEMで日本など海外に輸出している。

張錦通総経理(左)
張錦通総経理(左)

「ここ2、3年は実は調子があまりよくありません。最近は円安が影響しています。ただこれまでのお客様(バイヤー、卸会社、小売店、輸入業者)は相変わらず、来てくださいます」(張錦通総経理)

大手メーカーはすでに日本ほか、海外と取引があり、今回のような、台湾政府や靴業界団体の支援を受けての商談会に加わる必要はないのだという。円安の下でも顧客からの製品の低価格圧力は強く、台湾の靴業界は、一層の企業努力が求められている。