山梨台湾総会は、１０月６日、双葉・日本航空学園（山梨県甲斐市）で中華民国１０２年国慶大会～２０１３日台友好文化祭を開催した。昨年と異なり快晴のなか、会場のJシップホールは、入口に屋台が並び、ホール内には約３５０人規模の一般参加者向け円卓席と貴賓席が設営されていた。
午前１０時の受付開始とともに参加者が次々と入場した。
第一部の式典は午前１１時から。参加者全員による日台両国歌斉唱の後、山梨台湾総会余麗玉会長は、来賓、来場者への感謝の言葉とともに「２０２０年、オリンピックの東京開催おめでとうございます。山梨県も富士山が世界遺産に登録されて注目されています。重ねてお喜び申し上げます」と挨拶した。台北駐日経済文化代表処の陳調和副代表は、辛亥革命にさかのぼる国慶節の由来を紐解きながら、日本と台湾は正式な外交関係がない中で、貿易、航空路線の開設、往来人数、スポーツ・文化交流面で順調に成長を遂げてきたとし、「これからもますます発展していくことを確信しています」と結んだ。
来賓挨拶は、山梨県平出亘副知事（欠席・代読）、山梨県議会議員保延実氏、笛吹市倉嶋清次市長、甲斐市土屋哲夫副市長、学校法人日本航空学園梅沢重雄理事長と続いた。
午前１１時３０分頃、第一部式典が終了。続いて１１時４０分、第二部演芸の部に移った。トップバッターは、日本航空高等学校太鼓隊の演舞だった。この後、山地迎賓舞、雷音三太子の踊り、洗足学園音楽大学学生の演奏、石和びゅーグループ加藤芳宏会長の挨拶と続いた。午後１時を過ぎると余興は華僑に入り、石和びゅーグループ雑技団のアクロバット演舞、山梨大学ダンス部、日本航空高等学校ウィングダンスカンパニーの華麗なダンスに会場からは大きな拍手が起きた。
午後２時３０分過ぎ、原住民陽光舞踊団が登壇し、「雨夜花」を山梨県議会元議員深澤登志夫氏と合唱したり、中華民国頌（中華民国をたたえる歌）の合唱では、山梨台湾総会役員、来賓、一般参加者がステージ上で一体となった。この間、３回の抽選会が実施され、台湾への往復航空券や最新タブレット端末など豪華な景品が当った。
中締めの挨拶は山梨台湾総会副会長兼実行委員長黄碧霞さんだった。「たくさんの方々のご協力で今日の大会を無事終了させることができました。これからも山梨台湾総会は、日台の国際交流に精進していきたいと思います」と挨拶した。
日台友好文化祭参加者は約６００名にのぼった。
