日本台湾医師連合（中原昴会長）が主催した「２１世紀の国家、民族の未来像と台湾」と題した講演が都内で開催され、約６０人が集った。講師は評論家、黄文雄（コウ・ブンユウ）さん、共催団体は、日本台医人協会、在日合湾同郷会、在日台湾婦女会、日本李登輝友の会などだった。
台湾では馬英九総統の政権運営をめぐり、抗議のデモが行われ、支持率も直近の世論調査で１３％台と低迷、また、軍人虐待死事件や“原発”国民投票の是非に対する議会の紛糾も問題視されている。こうしたなかで、台湾主権回復への国民の期待感が高まっているとして今回の講演が企画された。
黄文雄氏は「世界の中の台湾」「国のかたちと民族の生い立ち」「２１世紀の国家の条件と民族問題」「台湾と日米中との関係」などについて熱弁をふるった。
