2013台湾グリーン産業商談会 東京会場で開催

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会場の様子
会場の様子

台湾・経済部貿易局が主催し、台湾貿易センターが実務を担う「2013年台湾グリーン産業商談会」(東京会場)が、11月22日に都内で開催された。これに先立ち、18日、福岡、20日、大阪で開催された。同商談会は、昨年初めて実施して好評を得たもので、第2回目となる。

参加企業は、LED照明、スマートグリッド、太陽光関連、省エネ設備、防水コネクタなどのメーカー12社だった。

世界的に関心が高い環境・省エネ分野において、台湾企業は研究開発力や生産能力、品質や価格競争力を有し、日本のメーカーも高い関心を示した。事前に約180社の応募があった。

台湾貿易センターの陳英顕東京事務所長
台湾貿易センターの陳英顕東京事務所長

冒頭、台湾貿易センターの陳英顕東京事務所長は、「多くの日本企業が注目しています。成果があげられるよう願っています」と挨拶する一方、台湾政府のきめ細かな産業バックアップ対策に敬意を表した。「ニーズがあると見るや企業自身がまだ考えていない段階で一歩先んじて行動を促します」。

寶麒林廣告有限公司の王啓麟訪日団団長
挨拶する寶麒林廣告有限公司王啓麟訪日団団長

次いで挨拶に立った寶麒林廣告有限公司の王啓麟訪日団団長は、「福岡、大阪、東京とこうした商談会の機会を作ってくれた台湾貿易センターに感謝します。優れた商品を日本の皆様にぜひ紹介したいと思います」と述べた。

寶麒林廣告有限公司王啓麟訪日団団長
寶麒林廣告有限公司王啓麟訪日団団長

寶麒林廣告有限公司は、今回、2つの製品を主に紹介。1つは、8月に営業を始めたばかり。太陽光電池パネルの表面処理技術で、ナノテクノロジーにより、パナル表面の汚れを雨水を利用して落とすと同時にカビやウィルス殺菌も行うもの。他の1つはソーラー信号。道路工事などで、注意を喚起する信号だが、無線で16種類の制御設定ができる。

同社は3年前に設立され、自らは商品開発を行い様々な協力会社に委託して製品化している。

達創科技股份有限公司第5営業部ネットワークプロダクト営業部詹聖毅マネージャー補佐
達創科技股份有限公司第5営業部ネットワークプロダクト営業部詹聖毅マネージャー補佐

達創科技股份有限公司(デルタ電子株式会社)は、今回、スマートグリッド対応製品を紹介。例えば、電気使用料の検針作業を通信機能により、自動的に電力事業者へ遠隔報告するモジュール(電気メーター:スマートメーターに内蔵)を紹介していた。「収集したデータを活用して、上手な電気の使い方を提案したり、アドバイスも可能です」(第5営業部ネットワークプロダクト営業部詹聖毅マネージャー補佐)。詹氏は、電力会社やメーターメーカーからの引き合いを期待していた。

樂佳光能應用股份有限公司の呉友倫總經理&執行長(右)
樂佳光能應用股份有限公司の呉友倫總經理&執行長(右)

樂佳光能應用股份有限公司の呉友倫總經理&執行長は今回の訪日団副団長。太陽光発電における一軸/二軸の追尾システムをメインに営業活動を行っていた。太陽光の動きを追尾することで高効率の電気を生産するシステムへの関心は高い。「設置段階では通常のパネルよりコストがかかりますから、その後の効率の良さとの兼ね合いがポイントになります」(呉友倫總經理)

第2回台湾グリーン産業商談会は、当日参加企業も含めて終日、賑わっていた。

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