学校法人東京中華学校は、12月2日、都内で恒例の2013年忘年懇親会を開催した。
午後6時過ぎ、開会の挨拶に立った劉剣城校長は、中国から来て日本語がまったくできない生徒が2年半の教育で慶応大学や上智大学に合格したこと、小1で入学した生徒が地道に努力して法政大学に合格したことなど、今年の成果を挙げながら「うちの先生は毎年、1年前より一層努力していい結果を出しています。保護者も生徒も皆びっくりしています。本当ですか?と。うちの先生は偉いです。熱意と情熱は世界一。保護者からの文句もなく、感謝しております」と先生たちの努力を讃えた。
来賓として台北駐日経済文化代表処僑務組宋恵芸秘書は、「校長先生や先生たちの努力によって東京中華学校は素晴らしい学校になっています。とても感謝しておりますし、今後の健闘を期待しております」と語った。
これを受けて張建民理事長は、東京中華学校に25歳で関わるようになってから33年が経過したとし、「実は今日は皆さんに報告したいことがあります。前年度ですが当校は初めて黒字となりました。瞬間風速ですし、今年は分かりませんが、小学校は募集を超える応募がずっと続いていますから、悪くなることはないでしょう。皆さんには、自信をもっていただき、学校のためにいったい何ができるのか、日頃より積極的に取り組んでいただければと思います。ともあれ、今年1年本当にご苦労様でした」と先生たちをねぎらった。
乾杯の発声は、薛博仁副理事長だった。薛氏は「当校は日本にいて、日本で育つ華僑の子どもたちのための学校という趣旨で設立されました。日本語で教える先生、中国語で教える先生、ともに力を合わせていい学校にしていただけたらと思います」と語っていた。
その後、和やかな歓談が続く中、豪華景品が当る抽選会が開かれ、店内は、先生たちの歓声に沸いた。
中締めは日本中華聯合總會詹徳薫名誉会長だった。「毎年9月28日の『先生の日』と『忘年会』と年に2度、こうして先生たちと交流できることは大変嬉しい。これからも華僑教育のために頑張ってください」と先生たちを励ました。
閉会の挨拶は林三統理事が行った。「皆さんに楽しんでいただき、いい忘年会だったかと思います。華僑として参加させていただきありがとうございました。今後とも生徒をよろしくお願いします」。