ITIビジネス研修生、福岡県庁などを表敬訪問

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記念撮影z
記念撮影

日本語や貿易実務を学んできた台湾研修生が来福し、福岡県庁に表敬訪問を行った。台湾貿易センター・国際企業人材育成センターの国際企業経営コース日本語クラスで学ぶ2年生(計23名)だ。理論・実務の両面から国際貿易、マーケティング、語学等に関する集中講義を受けている。

県商工部の今村修二部長が「台湾は県にとって重要なパートナーだ。県と台湾の架け橋になる人材育成を私どもは重視している。この研修事業の先輩方は各企業から高い評価を得た。皆さんも多くのことを学んでいただきたい」と述べた。

台湾貿易センター福岡事務所の林淑恵所長
台湾貿易センター福岡事務所の林淑恵所長
研修生代表の蔡馨慧さん
研修生代表の蔡馨慧さん

台湾貿易センター福岡事務所の林淑恵所長は「福岡県と台湾の交流は密接になってきている。今年は九州国立博物館で台湾故宮展が開催される。福岡が選ばれたことは台湾との深い関係を象徴する出来事だ。研修生にはこれからの出会いを帰国後も大切にし、今後と福岡と台湾の関係に貢献してもらいたい」と言葉を贈った。研修生代表の蔡馨慧さんが「研修で良い文化を学びたい。台湾で学んだ知識を活かして、取り組んでいきたい」と力強く語った。

表敬訪問した研修生たち
表敬訪問した研修生たち

福岡県とITIが共同で主催、2003年に始まった「受け入れプログラム」。福岡県は、今年も、台湾貿易センター・国際企業人材育成センター(ITI)が実施するプログラムでの研修生受け入れを行った。これまで約230名を受け入れ、卒業生の多くが台湾の大企業に就職。ITIは、台湾・経済部の委託を受けた台湾貿易センターが解説した教育機関。仕事をしながら語学や貿易実務を学べるコースなど、「実践的なビジネス感覚を形成できる教育機関」として知られ、台湾企業からは「大学院マスター卒業程度」の待遇で採用。高い関門をくぐり抜けた台湾のエリート候補生達が、福岡で研修を行っている。県内の食品、広告、マスコミ、小売等の企業に配属され、3週間にわたり研修を行う。研修生達は、台北駐福岡経済文化弁事処にも表敬を行った。

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