期待高まる台湾プロ野球、オープン戦スタート

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今年も台湾プロ野球に期待が高まる
今年も台湾プロ野球に期待が高まる

日本で活躍したプレイヤーら新戦力の加入、兄弟エレファンツの身売りなど、様々な話題で注目を集める中華職棒(台湾プロ野球)リーグが、オープン戦に入った。台南球場では、「統一ライオンズ対中信兄弟エレファンツ」の試合が開催。統一ライオンズには、日本人の立石充男コーチが加入。日本でのコーチ経験が長い立石コーチは、以前、台湾・和信ホエールズでコーチを務めたこともあり指導力に定評がある。和信時代はアレックス・カブレラ選手(後に西武ライオンズ等で活躍)も指導した。

兄弟は中信に身売りし、球団名は「中信兄弟エレファンツ」となった。ユニフォームは以前のものとほぼ変わらず、黄色と黒が基調となっている。そのエレファンツには、昨年まで日本・阪神で活躍していた林威助選手が加入。統一戦では林威助選手は6番指名打者として出場。4番・彭政閔選手、5番・周思齊選手、6番・林選手という強固な中軸打線が完成した。一方、昨年のチャンピオンチーム・統一ライオンズには、メジャーリーグでプレー経験のある郭泓志投手が加わり、林岳平投手らを擁するリリーフ陣に厚みが増した。台湾代表のキャッチャー・高志綱選手が守りの要としてチームを牽引する。統一と中信兄弟のオープン戦には、台湾で放送のテレビ番組「大口吃遍台湾」の日本人司会者・阿松(松田直弥)氏が訪れ、高志綱選手らに「今年も台湾リーグを盛り上げてください」と激励した。

中信兄弟の彭政閔選手(左)
中信兄弟の彭政閔選手(左)

義大ライノスはアメリカ人のダラス氏を監督にむかえチームの再建を図る。エースの林晨華投手、阪神に在籍した蕭一傑選手らが投手陣の柱となる。打撃陣は左の好打者・林益全選手、アメリカ帰り2年目の胡金龍選手、俊足好打の張建銘選手らの上位打線での得点力が期待される。Lamigoモンキースには、日本の西武ライオンズなどで活躍した許銘傑投手が加入。日本人の正田樹投手もLamigoで台湾球界復帰となり、ローテーションの軸として回ることになりそうだ。打線は林智勝選手や林泓育選手らの中軸がカギとなる。オープン戦は3月18日に終了。公式戦は3月22日、新荘球場での「統一対義大」が開幕戦となる。

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