本日26日、日本の台北駐日経済文化代表処前にて、頑張れ日本!全国行動委員会と台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)の主催による「3.26 頑張れ(加油)台湾民主運動!緊急国民行動」が行われた。
この運動は、両岸サービス業貿易協議の撤回を求め台湾の立法院を占拠した学生たちを支持し、馬英九政権による残虐な鎮圧に抗議するために行われたものだ。
参加者は、在日台湾人や台湾人留学生、台湾に関心を持つ日本人などの約100人。ほとんどの人が「頑張れ台湾」や「両岸サービス業貿易協議撤回」などのプラカードや日本国旗をもって参加していた。日本国旗の他に台湾のシンボルカラーである緑の台湾が描かれた旗も掲げられていたが、これは台湾では台湾独立運動の場面で広く使用されているもののであるため、今回の活動も台湾独立派が多く参加していたと考えられる。
代表処前では台湾研究フォーラム会長の永山英樹氏や、作家の黄文雄氏のほか、台湾独立建国聯盟日本本部の王明理委員長などが代表処の執政集団に対し、「台湾人の人権と生命、そして台湾を守ってほしい。」と声を荒げて呼びかけを行ったと同時に、声明書の受け取りを要求した。
それに対し代表処は、呼びかけ開始から約30分後に代表処門前にて代表処職員が声明書の受け取りに応じた。
現場で両岸サービス業貿易協議の撤回を求める署名活動をしていた台湾人留学生に、この運動についての想いを聞いたところ、「今回の活動は少し意見に偏りがあり、私たちの要求とは少し異なっている。私たちはただ台湾の学生に声援を送るために参加した。」と述べた。
一方、「台灣不是中國的一部分、日本人支持台灣」(台湾は中国の一部ではない、日本人は台湾を支持します)と書かれたプラカードを持って参加した日本人女性は「台湾は台湾。中国にのみこまれないでほしい。そして立法院占拠中の台湾の学生にはとてもエネルギーを感じる。日本の学生にも見習ってほしい。」と語った。