研修の集大成〜台湾ITIビジネス研修生、福岡で学んだ成果を発表

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研修生を激励する台北駐福岡経済文化弁事処・戎義俊処長
研修生を激励する台北駐福岡経済文化弁事処・戎義俊処長

福岡県内で実地訓練を受けていた台湾からのビジネス研修生がカリキュラムを終え、その集大成として、福岡市内で「研修成果報告会」が開かれた。台湾貿易センター国際企業人材育成センターからは饒志弘専門委員が出席し「ITI日本語チームの学生たちは、入学したばかりのときは『日本語』の文字を一つも知らない状態だが、学生たちが、2年後、卒業して日本語のプロとしてさまざまな業界で活躍できる人材に育つのには2つの大きな要因がある。

一つは、ITIのカリキュラムが非常に厳しいものであること。もう一つは、福岡の企業の皆さんのご協力で、3週間という時間の中で『日本の企業文化や経営のシステム』などについて理解する機会を持つことができること。この点について、福岡の企業の皆さまにどれだけ感謝しても感謝しきれないくらいだ」と状況報告を兼ねて挨拶を行った。

台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長は「『学びてのち、足らざるを知る』と『実るほど、こうべを垂れる稲穂かな』という二つの言葉を送ります。謙虚な姿勢を忘れないことが大切です」と研修生達に激励の言葉を送った。福岡県とITIが共同で主催、2003年に始まった「受け入れプログラム」。研修生は台湾で理論・実務の両面から国際貿易、マーケティング、語学等に関する集中講義を受けてきた。

日本での研修成果を発表z
日本での研修成果を発表

 「日本の良さ」のみならず「台湾の良さ」をアピールしたり、日本での企業研修を踏まえ「台湾にあったマーケティング」を提案する研修生もいた。中には、日本人の曖昧さ、朝のラジオ体操、飲酒文化、日本企業が重視する『人材育成』など、台湾では珍しい「日本独特の文化」を例にとる研修生の姿もあった。

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