国際卓球連盟(ITTF)が主催するJA全農2014年世界卓球団体選手権東京大会が2014年4月28日(月)から5月5日(月)の8日間、東京の国立代々木競技場第一体育館(チャンピオンシップディビジョン)・東京体育館メインアリーナ(ディビジョン2~5)にて開催された。
同大会は52回目を迎えており、2014年はITTFが日本卓球協会(JTTA)と日本の人々に東日本大震災の被害から少しでも早く世界の舞台に戻ってきてほしいという願いと、素晴らしい組織力をJTTAの手で同大会を開催して欲しいという願いから、31年ぶりに東京で開催されることになった。東京開催は1965年、1983年に次いで3回目。日本での開催としては7回目となる。
また、同大会には124の国と地域が参加し、台湾(チャイニーズタイペイ)からも男子世界ランキング8位の荘智淵選手や、女子世界ランキング30位の鄭怡静選手をはじめとした10人が出場。30日には女子のチーム戦、グループBファーストステージで台湾女子チームと日本女子チームの対戦が行われた。日本からは石垣優香選手、石川佳純選手、平野早矢香選手の順、台湾は黄怡樺選手、鄭怡静選手、陳思羽選手の順で対戦。結果は残念ながら、強豪の日本チームをまえに0-3で台湾の敗北。隣のコートでは台湾男子チームと韓国男子チームの対戦が行われていたが、こちらも韓国に敗れてしまった。
この結果を受けた荘智淵選手は対戦後の記者会見で「韓国の選手は経験値が高く、年齢が比較的高い選手と2人の若い選手というチーム編成が似ていたので、勝つ機会は充分あった。負けてしまってとても悔しい」と述べた。
また、日本のエース石川佳純選手と対戦した鄭怡静選手は「良い対戦だった。お互いに力を発揮出来たと思う。今回は負けてしまったが、実は日本と台湾の間にそんなに差はない、より力を発揮できたチームが勝つことが出来るのだ。今回は日本の方が充分な準備が出来ていたのだと思う」と述べていた。
ちなみに5月2日の男子団体決勝トーナメント1回戦で台湾男子チームはクロアチアに3勝1敗で勝利し、大会6日目となる5月3日の準々決勝で韓国と対戦する。