日本台湾福禄壽會は2014年4月27日、池袋の台湾・中華料理屋「東明飯店」にて日本台湾福禄壽會例会を開催した。同例会は様々な華僑団体の理事長らが懇談と相互の親睦を深め心身両面の健全なる価値ある生活を図るために2カ月に1度開かれている会である。今回の参加者は16人。テーマは「長寿の秘訣」に設定されていた。
参加者の平均年齢は約90歳で、1番の年長者は今年100歳を迎える株式会社林屋会長・日本林氏宗親総会名誉理事長などをつとめる林錦漫氏。林錦漫氏は1992年に東京都中小企業復興功労賞を受賞し、皇太子殿下の結婚祝賀会にも参加の経験があるのだという。祝賀会招待状のコピーを持参し皆に見せながら「人生とは面白いものだ」と話していた。99歳の発するこの言葉には重みを感じる。他にはシベリヤに抑留した経験を持つ在日台湾商工会議所常任顧問の鄭慕鐘氏や、東京媽祖廟・入江修正理事長などの面々が参加。
日本台湾福禄壽會・林丕繼会長は挨拶で「福禄壽會の福は『幸せ』、禄は『お金』、壽は『長寿』を意味している。これはどれも人生に欠かせないもの。また、健康は一番大切なことであり、健康でいるためには『食事』、『運動』、『睡眠』そして『心のゆとり』の4つの柱が成り立たねばならぬ」と語った。また、林丕繼会長は食事を大切だと考えている為、毎回例会では東明飯店の温和栄料理長と相談し、健康に良いメニューを出してもらっているという。今回のメニューは真菰(マコモ)を使った炒め物や、ふかひれ・鮑・干し貝柱や漢方食材など20種類を丸1日火にかけて作る壺蒸し料理などが振る舞われた。