今年10月に福岡県太宰府市の九州国立博物館で開幕する「台北故宮博物院展」にむけて、福岡では早くも気運が高まっている。5月1日にペアチケットの販売が開始。台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長は「門外不出の品の数々。大勢の日本人に足を運んでいただきたい」と展示会をPRしている。
日本と台湾を結ぶ航空便を数多く運行させている中華航空・九州山口地区支店の曽煜屏支店長は「出品される予定の品々はなかなか見ることができない貴重なものばかりだ。九州国博に出品される予定で目玉でも『肉形石』(清時代、18〜19世紀、九州では10月7日〜20日の限定展示)を私は台湾の故宮で実際に見たことがあるが、とても精巧にできた作品で見応えがあった。福岡、九州の皆さんもこの機会を逃す事無く足を運んで欲しい」と話している。その他、福岡在住の台湾関係者は、各会合などで、故宮博物院展の魅力を伝えており、歴史や台湾に造形の深い日本人も開幕を待ち望んでいる。
台湾との交流が特に加速化している九州・福岡で、優れた文化財を多数所蔵する台北国立故宮博物院の中から代表的な逸品を紹介する展覧会。開幕まで約5ヶ月となったが、昨今の日台関係の親密性の加速などから、期待感が早くも最高潮に達しており、関係者の間でも「待ち遠しい」状況となっている。早割ペア券は一般2枚で2000円。5月1日〜31日販売で5000組限定。前売り券は6月下旬から主要プレイガイドで販売される。