2015年後半に台湾北部最大級のアウトレットモールが誕生!

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「(仮称)台湾林口アウトレット計画」の完成予定図(写真提供:三井不動産)
「(仮称)台湾林口アウトレット計画」の完成予定図(写真提供:三井不動産)

三井不動産グループと台湾大手のコングロマリット「遠雄(FarGlory)グループ」の中核企業「遠雄建設事業股份公司」との合弁会社「三新奥特萊股份有限公司」が主体となる台湾北部最大級のアウトレットモール計画「(仮称)台湾林口アウトレット計画」が、4月25日に着工し、2015年後半に竣工・開業予定であることが明らかとなった。

新北市長朱立倫氏と三井不動産社長菰田正信氏は4月25日、「(仮称)台湾林口アウトレット計画」における式典に参加し、新北市林口区の国際化、経済成長の機会に期待をよせた。

新北市長朱立倫氏【写真中央】(写真提供:新北市政府)
新北市長朱立倫氏【写真中央】(写真提供:新北市政府)

「(仮称)台湾林口アウトレット計画」は台湾における三井不動産グループ初の事業である。新北市経済発展局によると、三井不動産グループは2015年開業に向けて58億台湾ドルの投資を表明しており、同計画は現地の商慣習に合わせて開発を推進している。アウトレット内にはラグジュアリーからインターナショナル、スポーツカジュアルまで、幅広いファッションブランドの店舗の他、映画館やスーパーマーケット、多様な飲食店舗などを約200店舗誘致予定。立地は、台北中心部から車で約30分、国際空港の桃園空港から車で約20分の距離にあり、2015年開業予定の地下鉄「林口」駅やバス停留所も近くにある交通至便なロケーションであるため多くの消費者の利用が予想される。

式典に参加した遠雄の趙藤雄氏【一番左】、三井不動產社長菰田正信氏【右から2番目】、新北市長朱立倫氏【中央】(写真提供:新北市政府)
式典に参加した遠雄の趙藤雄氏【一番左】、三井不動產社長菰田正信氏【右から2番目】、新北市長朱立倫氏【中央】(写真提供:新北市政府)

朱立倫市長は式典で「台湾林口アウトレットパークを開業するに向けて、将来的に空港へ続くMRTの建設を完工させ、新北市周辺の結合を目指し、林口区では産業だけでなく商業サービスや交通機能の大幅に成長させ、観光客を増やし、日本の『お台場』のようになってほしい」と強調した。

また、菰田正信社長は「新北市政府が同計画に対しとても友好的であることは新北市を建設地に選んだキーポイントでもある。また、アウトレットに適した立地であることも影響している。台湾と日本の密接な友好関係を更に成長させ、お互いに協力することで台湾の『(仮称)台湾林口アウトレット計画』は中華人民共和国やマレーシアに続く第3の海外ショッピングセンターになるだろう」と述べた。

「(仮称)台湾林口アウトレット計画」の完成予定図(写真提供:三井不動産)
「(仮称)台湾林口アウトレット計画」の完成予定図(写真提供:三井不動産)

三井不動産グループは海外事業を成長分野の1つに位置づけ、シンガポールや中華人民共和国、近年はマレーシア、タイ、インドネシアでも住宅事業に参画し、事業展開している。今後さらに東南アジアにおいて経済成長と都市化の進展により需要が拡大する住宅分譲事業と、個人消費の成長を取り込める商業施設事業を中心に事業拡大を図っていくことを成長戦略の1つの柱としている。なお、2012年に公表した2017年度までのグループ中長期経営計画「イノベーション2017」では、計画期間中に欧米・アジアにおいて約5000億円の投資を行うことを表明している。

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