沈斯淳代表及び代表夫人、青少年日台交流を重要視

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代表処にて集合写真
代表処にて集合写真

台北市立第一女子高級中学(以下:北一女高校)の張碧娟校長及び王淑麗学務主任は5月28日、以前より交流のあるお茶の水女子大学附属高等学校(以下:お茶の水女子高校)の村田容常校長及び石井朋子前副校長と共に初めて台北駐日経済文化代表処を表敬訪問し、台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表、北一女OGでもある代表夫人・林則媛さん、代表処教育組・林文通組長らと青少年における日台交流などについての懇談を行った。

 

懇談の様子。(左から沈斯淳代表・林郁慧秘書・林則媛代表夫人・加藤美智子理事)
懇談の様子。(左から沈斯淳代表・林郁慧秘書・林則媛代表夫人・加藤美智子理事)

 

これは北一女高校の日本教育旅行内での張校長来日を受けて行われたものであり、両校、そして代表処との橋渡し役としてNPO法人ベーシックライフインフォメーション協会(以下:BLI協会)の田代實範理事長や浅田豊副理事長、加藤美智子理事、更に日本在住の北一女OGらも同席した。BLI協会は両校の交流を続けて行きたいという張校長の配慮のもと、北一女へ日本のしだれ桜贈呈及び植樹祭を開催した実績を持ち、表敬訪問の際にはBLI協会より沈代表へ、木の板に「結いの桜」と書かれた記念品が贈呈された。

 

左から村田容常・お茶の水大附属高校校長、田代實範・BLI協会理事長、張碧娟・台北市立第一女子高級中学校長、沈斯淳・台北駐日経済文化代表処代表、加藤美智子・BLI協会・理事、石井朋子・お茶の水大附属高校前副校長
左から村田容常・お茶の水大附属高校校長、田代實範・BLI協会理事長、張碧娟・台北市立第一女子高級中学校長、沈斯淳・台北駐日経済文化代表処代表、加藤美智子・BLI協会理事、石井朋子・お茶の水大附属高校前副校長

 

沈代表は懇談時に、「青少年日台交流は日台関係の永続・発展の基盤であるため非常に重要視している。特にお茶の水女子高校や北一女高校のような優秀な生徒達の交流は日台交流を更なる発展に繋がるだろうと考える。代表処でもこのような若い世代の交流を支援していきたいと思う」と述べ青少年による日台交流に関心を示した。

また林則媛夫人は、「私も北一女卒業生であるが、私が学生だった頃はあまり日本との交流はなかった。もし当時にもこのような日台交流があったならば、早期に日本への興味を持つことになり、大学で日本語学科を選択していたかもしれない。両校生徒には是非ともこのような機会を大切にし、継続していって頂きたい」と述べていた。

張校長は訪問後、「台湾の学生にとって日本と交流を持つことにはとても意義がある。日本の教育の品質はとても良い。日本の学生の礼儀、清潔感などを台湾の学生は参考にすべきである。若いころから他国との交流をもつことは国際観を育てるといった意味で非常に重要である。また、生徒だけでなく教師らの交流も盛んに行っていきたい」と語り、今後の日台における教育面の交流に期待を寄せた。

 

台北市立第一女子高級中学の生徒たち
台北市立第一女子高級中学の生徒たち

BLI協会は外国人との国際親善活動をメーンに行っており、田代理事長や加藤理事など台湾生まれの所謂湾生が中心となって活動していることも関係し、特に台湾との友好事業を進めている。昨年の10月、お茶の水女子高校が北一女高校へ台湾研修旅行を行った際にBLI協会は両校の交流をサポート。台湾研修旅行では両校の生徒達が共に授業やクラブ活動を行った他、ショートステイをして交流を図った。

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